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チームレポート

強化合宿打ち上げ アジア競技大会金メダルに向けて日々進化した姿を見せる

2026年7月22日

 7月22日、「第20回 アジア競技大会」(9月21日から27日まで愛知県岡崎市、豊橋市)に出場する侍ジャパン社会人代表の全体での強化合宿3日目が、和歌山県田辺市の田辺スポーツパーク野球場で行われた。

 各自ウォーミングアップを終え、午前10時半からは日本生命との練習試合に臨んだ。
 初回、侍ジャパン社会人代表打線がいきなりつながった。熊田任洋(トヨタ自動車)の安打を皮切りに、添田真海(日本通運)、向山基生(NTT東日本)、逢澤崚介(トヨタ自動車)の4連打で先制に成功。さらに佐藤勇基(トヨタ自動車)、矢野幸耶(三菱重工East)、山田健太(日本生命)のタイムリーと福井章吾(トヨタ自動車)の犠飛で一挙6点を奪い、試合の主導権を握った。
 2回には向山の左中間への二塁打、逢澤の打球が相手の失策を誘い追加点。さらに水谷の安打、矢野の2打席連続タイムリーで8対0とリードを広げる。3回には福井、向山の連打から逢澤がタイムリーを放ち9点目。5回には熊田が安打と盗塁でチャンスをつくり、藤澤涼介(東京ガス)のタイムリーで10点目を挙げた。

 投手陣は2回に1点、3回に3点、4回に1点を失ったものの、10対5で勝利。試合後にはアジア競技大会を見据えたタイブレーク練習も行われた。守備では1点を失いながらも後続を断つと、攻撃では盗塁を仕掛けて相手の失策を誘い同点に追いつくなど、これまで2試合で得点できていなかったタイブレークでも収穫を得た。
 川口監督は「昨日、一昨日となかなかつながらなかった打線が、目標としていた10得点を超えてくれた」と打線を評価。一方で、「結果は後からしかついてこない。やれる準備はすべてしていきたい」と本番を見据えた。
 打者には「ファーストストライクを積極的に振ること」「低めのボールを捨て、ゾーンを上げてハードヒットを狙うこと」、投手には「ストライクゾーンで勝負すること」を求め、さらに選手たちには、コンディションを万全な状態で直前合宿へ臨むよう呼びかけた。また、「今度の直前合宿で再び集まった時の結束力が鍵になる」と話し、「3日間の合宿を終えた今よりも、次に集まった時の方がチームとして成長していてほしい」と期待を寄せた。

 3日間の強化合宿を通して、課題と収穫の両方を得た侍ジャパン社会人代表。限られた時間の中で深めたコミュニケーションは、チームとして戦うための確かな土台となった。選手たちはそれぞれの所属チームへ戻り、さらに力を磨いて9月に再集結する。
 32年ぶりの自国開催となるアジア競技大会。目指すのは金メダル獲得だけではない。社会人野球という日本ならではの文化の魅力と価値を示し、次の世代へつないでいくこと。その使命を胸に、侍ジャパン社会人代表は9月、決戦の舞台に上がる。

選手コメント

長野健大(JFE西日本)

「投球前に自分の特徴を捕手の辻本勇樹さん(NTT西日本)に伝えていたら、それを踏まえながら高さや緩急をうまく使った配球をしてくださって、ストレートが強いタイプではない自分でも空振りをとることができました。初めての侍ジャパン選出は素直に嬉しいですし、今回学んだ配球や考え方を自チームでも共有して、自分の引き出しをさらに増やした状態で直前合宿に挑みたいと思います」

熊田任洋(トヨタ自動車)

「いつ、どのような状況でも試合に出られるように準備しています。今回の合宿でほかの選手から聞いた技術の話を自チームに持って帰って、自分の課題であるコンタクト率の向上につなげて、さらにレベルアップしていきたいです。アジア競技大会は日本、そして自チームのある愛知での開催なので、社会人野球の素晴らしさを伝えられる大会にしていきたいです」

添田真海(日本通運)

「普段とは違う環境で、いろいろな選手と楽しみながら野球ができました。試合では切り替えが大切になるので、自分の気持ちを楽にするためにも、常にポジティブでいることを意識しています。また、体調管理やコンディションを整えるなどの準備を徹底することも高いレベルでプレーするための技術だと思っています。そうした積み重ねを大切にしながらさらに高みを目指し、日本開催のアジア大会を楽しみにしてくださっている方々の期待に応えられるよう頑張りたいです」

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