9月15日、「第20回 アジア競技大会」(野球競技は9月21日から27日まで愛知県岡崎市、豊橋市)に出場する侍ジャパン社会人代表の直前合宿が、神奈川県川崎市のENEOSとどろきグラウンドで始まった。

7月に和歌山県田辺市で行われた強化合宿以来、約2カ月ぶりに代表メンバーが再び集結。14時45分、逢澤崚介(トヨタ自動車)主将の「元気出していこう!」という声を合図に練習が始まった。初日は、午後から約2時間と短時間練習。野手陣はフリー打撃やティー打撃、ノックなどで汗を流した。久しぶりの代表活動となったが、そこにブランクを感じさせる様子はない。逢澤が練習前に「よそよそしくしたくはないので、活気を出してやっていこう!」と呼びかけた通り、選手同士が積極的に声を掛け合う姿が随所に見られた。
打撃練習前には、160キロを超える速球を見て目を慣らす取り組みも行われた。7月の和歌山合宿でも、スポーツビジョントレーナーから受けた助言をもとに実施していたもの。今回はスポーツビジョントレーナーがチームに帯同し、初日から選手たちの状態を確認した。明日以降は段階的に強度を上げながら取り組んでいく予定だ。
また、代表活動を離れていた期間、選手たちもそれぞれの所属チームで本大会を見据えた準備を進めてきた。藤澤涼介(東京ガス)は都市対抗野球大会を終えてから、速球に目を慣らすための練習を継続。この日、160キロを超える球を目にしても「速くない。徐々に慣れてきて、最初よりは見え方も全然違います」と手応えを口にした。

一方、投手陣はキャッチボールなどを行い、それぞれのペースで調整。その中で近藤壱来(JR四国)はブルペンに入り、初日から投球を確認した。
32年ぶりの金メダル獲得を目指す今大会。それと同時に、川口朋保監督が大切にするのが、プレーを通して「社会人野球っていいな」と感じてもらうことだ。日本で開催されるアジア競技大会の舞台で、勝利を追い求めながら社会人野球の魅力も発信していく。
直前合宿2日目は神奈川県横浜市の三菱重工金沢総合グラウンドで午後から練習を行う予定となっている。9月21日の大会開幕へ。残された時間で、さらにチームの完成度を高める。
選手コメント
逢澤崚介(トヨタ自動車)
「アジア競技大会に向けてみんな気持ちが同じ方向を向いているとあらためて感じたので、本当に頼もしいなと思いました。(初日を振り返って)アジア競技大会で勝つという一つの目標があるからこそ、みんなが一つに集まって挑めるのではないかなとすごくワクワクした初日でした。短期決戦になると、勢いが大事になってくるので、ミスをしてもすぐに前を向ける集団にしていきたいです」
近藤壱来(JR四国)
「すごい選手しかいないので、自分らしくプレーすることしか考えてないです。初日から全力をテーマにしていました。他の投手が調整している中でもブルペンに入って投球を確認することができたので、良いスタートがきれたと思います。(ブルペンでは)自分の感覚と捕手の辻本勇樹(NTT西日本)さんの感覚が一致していたので、久しぶりではありましたが安心しました。(アジア競技大会に向けては)川口さんを優勝監督に。もうそれしか考えてないです」
藤澤涼介(東京ガス)
「1回和歌山で合宿をしていたので、新鮮さはありましたが、最初に比べたらコミュニケーションをとりやすかったです。アジア競技大会で勝つためにやっているので、良い場面でまわってきたら半分以上打てるように、そのための最大限の準備ができればなと思います」






















