9月13日、「第14回 BFA U18アジア野球選手権」(台湾・台北市)の決勝戦が行われた。3大会ぶり7回目の優勝を目指した侍ジャパンU-18代表だったが、韓国に0対2で敗戦。2024年の前回大会に続く準優勝に終わった。

11日のスーパーラウンド第1戦で登板し、5回からの3イニングで1人の走者も出せなかった身長194センチの大型左腕ハ・ヒョンスンが、この日は先発。6回2死から福島陽奈汰(東海大熊本星翔)がライト前にポトリと落ちる安打を放つまで無安打に抑えられるなど大苦戦した。
長身を生かした角度ある150キロに迫るストレートと鋭く曲がるスライダー、球持ちの良さ。こうした点から攻略の難しさは重々承知だった。それも踏まえて、岡田龍生監督は試合前に「バントのミスやエラーが勝負のあやになると思います」と話していたが、それが悪い形で的中してしまった。
1回と5回に先頭が四球で出たが、1回は石田雄星(健大高崎)がスリーバント失敗で三振、5回は萬谷堅心(花巻東)のバントが併殺打に。守っては1回に山田凜虎(智辯和歌山)の悪送球で先制を許した。また、5回も川上慧(横浜)のバウンド送球を小野舜友(横浜)が捕れずに(記録は川上の失策)広げたピンチで、2番手の鈴木悠悟(中京)がチョ・フィソンにレフト前タイムリーを打たれ2点目を許した。
それでも、力強い打線に対して、投手陣は杉本真滉(智辯学園)、鈴木、小林鉄三郎(横浜)が2点にとどめたが、打線は最後までハ・ヒョンスンを攻略できず。7回も石田、小野、山田が三者連続三振を喫して1安打完封負け。惜しくも頂点には届かなかった。

悔しい結果に終わったが、今大会の3位以上に出場権が与えられる「ラグザス presents WBSC U-18野球ワールドカップ2027」(中国・平潭県で開催予定)への出場権は獲得。また個人賞は、首位打者を石田、最多本塁打を杉本将吾(近江)、最多得点を小野が獲得。ベストナインには捕手で山田、二塁手で井口、三塁手で川上、外野手で石田、指名打者で角谷哲人(智辯学園)が選出された。
監督・選手コメント
岡田龍生監督
「相手の投手が素晴らしかったですね。守備とバントのミスは出てしまいましたが、(途中まで)1失点にはとどめられて。でも、なかなか走者を出すことができませんでした。(韓国打線は)パワーが全然違いましたね。日本で言えば社会人野球の選手のような印象を受けました。その中で捕手の(山田)凜虎が投手を引っ張って、よく2点に抑えてくれました。(今年の選手たち)人間性がとても良い子たちばかりで、やりやすかったです。とても勉強になりました」
福島陽奈汰(東海大熊本星翔)
「(チーム唯一の安打を放つ)外に目つけしていたのでバットが残ってくれて、いいところに落ちました。ハ・ヒョンスンはリリースも見えにくいし、ストレートに似た変化球もあって、とても絞りにくかったです。なので、割り切ってゾーンを上げるようにしていました。(韓国やチャイニーズ・タイペイと対戦して)上のレベルでやっていくには、まだフィジカルが足りない。もっと頑張ろうという気持ちになりました」
井口瑛太(関東第一)
「(韓国戦はスーパーラウンドに続き無安打)ハ・ヒョンスンはストレートが力強く、スライダーが膨らまず速いものだったので、何でもかんでも追いかけてしまったのかなと思います。(積極性が武器でもあり)ストライクゾーンに来た球を積極的に打つようにしているのですが、高いレベルの相手となった時には、どの球を打つかを見極めていかないといけないのかなと思います」
第14回 BFA U18アジア選手権
大会期間
2026年9月7日(月)~9月13日(日)
オープニングラウンド(グループA)
9月7日(月)14:30 日本 18 - 0 香港
9月8日(火)14:30 スリランカ 0 - 27 日本
9月9日(水)14:30 日本 15 - 0 フィリピン
スーパーラウンド
9月11日(金)14:30 日本 2 - 3 韓国
9月12日(土)19:30 日本 2 - 1 チャイニーズ・タイペイ
3位決定戦・決勝
9月13日(日)19:30 韓国 2 - 0 日本
開催地
台湾(台北)
出場する国と地域
グループA
日本、フィリピン、香港、スリランカ
グループB
韓国、チャイニーズ・タイペイ、シンガポール、タイ






















