9月11日、「第14回 BFA U18アジア野球選手権」(台湾・台北市で9月13日まで)のスーパーラウンドが台北ドームで始まった。侍ジャパンU-18代表は韓国と対戦し2対3で逆転負け。日本時間12日19時半からのチャイニーズ・タイペイ戦で、決勝進出をかけて戦うこととなった。

幸先良く先制したのは侍ジャパンだった。1回裏、長身左腕のパク・クンソから石田雄星(健大高崎)が俊足を生かした内野安打と盗塁で二塁へ進む。ここで3番の小野舜友(横浜)がレフトオーバーの二塁打を放って先制すると、萬谷堅心(花巻東)もレフト前に安打を放って小野が生還。2点の先制に成功する。
投げては先発の杉本真滉(智辯学園)が「いつも通り投げられました」と、1回と2回を三者凡退に抑える快調な立ち上がり。3回は先頭打者にセンター前安打を打たれるが、後続を冷静に打ち取った。
だが打線が追加点を奪えずにいると、4回表に相手4番のイ・ホミンに1ボール0ストライクから甘く入ったストレートをレフトスタンドに運ばれ1点差。杉本は「もう少し低めに投げようと思ったのですが」と、ほぼ唯一とも言える失投を悔やんだ。
4回裏も、前の回に1死満塁から連続三振を奪われた韓国3番手のキム・ミンフンから得点を奪えず。石田の痛烈な当たりも相手中堅手のパク・ボスンの好守に阻まれた。
相手に流れが行ってもおかしくない状況ではあったが、前田侑大(高岡第一)が連続三振を奪うなど得点を許さなかった。
しかし6回表、末吉良丞(沖縄尚学)が四球と犠打で1死二塁のピンチを招くと、ダイヤモンドバックスと契約したオム・ジュンサンに0ボール2ストライクの141キロのストレートを右中間に運ばれ同点。代わった小林鉄三郎(横浜)も0ボール1ストライクから143キロのストレートをイ・ホミンにレフトへ弾き返され逆転を許した。
反撃したい侍ジャパン打線の前に立ちはだかったのが、5回裏から登板した韓国No.1左腕ハ・ヒョンスン。MLB球団から300万ドルの契約提示がありながらもKBO(韓国プロ野球)入りを決めた大型左腕の最速150キロのストレートや、スライダーなどのキレ味鋭い変化球の前に1人の走者も出すことができず試合終了。
これで侍ジャパンは、オープニングラウンド同グループから勝ち上がったフィリピンとの対戦成績は持ち越すため、1勝1敗。12日のチャイニーズ・タイペイ戦に決勝進出をかける。

試合を終え、岡田龍生監督は追加点を取れなかったことを悔やみ、ハ・ヒョンスンについては「球持ちも良く、コントロールも良く、投球術もある」と称賛。その上で「明日勝って決勝で韓国にリベンジしたいですね」と前を向いた。また、次戦以降に向けては「徹底できなかったことを徹底したいですね。今日もアウトコースが多いということ(分析)だったのに見逃していましたし、打っていく姿勢を見せていきたいですね」と課題を挙げた。
そして12日の先発投手について岡田監督は「日本のエース」と評する織田翔希(横浜)の起用を明言。織田も「感謝の気持ちと日本を代表する誇りを持って投げたいです」と意気込み、「甘く入ったら打たれるので」と丁寧な投球を誓った。
3大会ぶり7回目の優勝に向けて絶対に負けられない一戦。大黒柱が真価を発揮し、打線が課題を克服し、決勝行きの切符を掴みたい。
監督コメント
小野舜友(横浜)
「相手のレベルが上がるのは承知の上で準備してきました。(先制打は)ストレートを狙い、強引にならず丁寧にということを意識しました。(3回の)満塁の場面での三振がすごく悔しいです。(ハ・ヒョンスンの前にセンターフライ)良い投手でしたが勝負にならないことはないですし、打席で感じたことを明日以降に繋げていきたいです。(次戦に向けて)ここから負けたら終わりの戦いが続くので、最後まで粘り強く戦いたいです」
第14回 BFA U18アジア選手権
大会期間
2026年9月7日(月)~9月13日(日)
オープニングラウンド(グループA)
9月7日(月)14:30 日本 18 - 0 香港
9月8日(火)14:30 スリランカ 0 - 27 日本
9月9日(水)14:30 日本 15 - 0 フィリピン
スーパーラウンド
9月11日(金)14:30 日本 2 - 3 韓国
9月12日(土)19:30 日本 - チャイニーズ・タイペイ
3位決定戦・決勝
9月13日(日)
開催地
台湾(台北)
出場する国と地域
グループA
日本、フィリピン、香港、スリランカ
グループB
韓国、チャイニーズ・タイペイ、シンガポール、タイ






















