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チームレポート

織田翔希や末吉良丞が「間合い」を有効に使い明治大打線を抑える

2026年9月3日

 9月3日、「第14回 BFA U18アジア野球選手権」(台湾・台南市で9月7日から13日)に出場する侍ジャパンU-18代表の直前合宿8日目が行われた。

 この日は、東京六大学リーグ通算44回の優勝を誇り、今春のリーグ戦でも2位だった明治大のフルメンバーと7イニング制の特別ルールで対戦し、1対7と敗れたが多くの収穫を得た。

 先制したのは侍ジャパン。今春のリーグ戦で6試合(うち先発5試合)に登板した3年生右腕・湯田統真に対し、1死から池田聖摩(横浜)が内野安打で出塁。すると、小野舜友(横浜)、山田凜虎(智辯和歌山)、萬谷堅心(花巻東)の3連打で先制に成功した。

 先発の織田翔希(横浜)も堂々の投球。侍ジャパン大学代表でも1番を務めた岡田啓吾にセンター前安打と盗塁を決められるが、同代表の榊原七斗ら3人全員を外野フライに抑えて無失点で凌ぐ。さらに2回は1四球のみの無安打に抑えた。カーブなどの緩急も有効に使った。2回9安打6失点を喫した8月29日の侍ジャパン大学代表戦と打って変わった投球内容を見せ、最速157キロも計測する順調な仕上がりを見せた。
 それでも織田は慢心せず「制球力もそうですし、もうひとつ決め球にこだわりたいです。フォークのコース・高さですね」と課題を挙げた。
 一方で、この日の収穫は「間合い」だ。甲子園など国内の高校野球では投球間隔においてテンポの良さが求められるが、リズムが単調になり打たれやすいリスクも伴う。そうした課題がチームで共有されたため、この日は球審にも確認や相談をしながら投球。「まだ違和感がありましたが、打者が考える間があって嫌なのかなあと思いましたし、しっかり活用していきたいです」と前向きに捉えた。
 また、29日の織田との対戦で2打数2安打だった榊原は「ポンポンと投げてくると合わせやすいのですが、今日は間合いを長く取っていたので、ストレートなのか変化球なのか考えさせられました」と、前回との違いを明かした。

 試合はその後、杉本真滉(智辯学園)が2イニング目に6失点、前田侑大(高岡第一)が1イニング目に1失点をしたが、もう一方のイニングは無失点に抑えるなど上々の仕上がりを見せた。
 唯一の2年連続選出となった末吉良丞(沖縄尚学)は最終7回に登板し、1安打を打たれたが、続く打者を併殺打に抑えた。ピッチクロックについても、昨年を振り返り「焦るのではなく、時間いっぱいに利用すればいいので投手不利のようには感じませんでした」と頼もしく語った。
 打線は2回から7回は無得点に終わったが、2試合続けて1番に起用された井口瑛太(関東第一)が2試合連続のマルチヒット。岡田龍生監督は「1番は井口になると思います。対応力が高いですね」と起用を固めた。

 7イニング制の試合の後は、2イニングのタイブレーク練習(無死一、二塁から再開)も実施した。2イニング目には主将の小野舜友(横浜)が逆転サヨナラ打。持ち前の勝負強さを発揮し、岡田監督は勝負強さを買っての3番起用を示唆した。

 これで大会前の実戦は終了。国際大会仕様の戦法も試し、レベルの高い大学生との試合も4試合無事に行うことができた。直前合宿最終日となる4日は午前中のみ練習を行い、その後は5日の出国に向けて準備を行う予定となっている。

監督コメント

井口瑛太(関東第一)

「(2試合続けての2安打)とにかく積極的に行くことを大事にして、狙った球を打つことができました。(高い対応力の要因)投球練習でどういう球種があるかを見るなど打席に入る前の準備を大切にしています。あとは、試合をベンチから見てから左打者にどういう攻め方をしているのかを見るようにしています。(1番起用について)攻撃の流れを決める役割だと思うので、初回の1打席目を大事にしていきたいです」

第14回 BFA U18アジア選手権

大会概要出場選手

大会期間

2026年9月7日(月)~9月13日(日)

オープニングラウンド(グループA)
9月7日(月)14:30 日本 - 香港
9月8日(火)14:30 スリランカ - 日本
9月9日(水)14:30 日本 - フィリピン
スーパーラウンド
9月11日(金)~9月12日(土)
3位決定戦・決勝
9月13日(日)

開催地

台湾(台北)

出場する国と地域

グループA
日本、フィリピン、香港、スリランカ

グループB
韓国、チャイニーズ・タイペイ、シンガポール、タイ

侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表

特設サイト出場選手チケット

試合日程

2026年8月29日(土)18:00
高校日本代表 1 - 7 大学日本代表

開催球場

明治神宮野球場

出場チーム

高校日本代表、大学日本代表

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