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試合レポート

長野健大の好投と矢野幸耶の先制弾でフィリピンに快勝 3戦全勝で首位通過を決める

2026年9月23日

 9月23日、「第20回 アジア競技大会」の野球競技(9月21日から27日まで愛知県岡崎市、豊橋市)のオープニングラウンド グループA最終戦が行われ、侍ジャパン社会人代表は豊橋市民球場でフィリピンと対戦。7対0で勝利しオープニングラウンド3戦全勝。グループAの首位通過を決めた。

 先発は長野健大(JFE西日本)。直前合宿の実戦では大量失点を喫したが、「そこで自分の改善点を見つけることができました。あの失点がいい経験になったと思います」と修正し、本番のマウンドへ上がった。
 バッテリーを組んだのは、長野とは初めて実戦で組む有馬諒(ENEOS)。「キャッチボールからすごくいいボールが来ていたので、『自信を持っていこう』と声をかけました」と長野を後押しした。長野は初回から安定した投球を続け、7回を2安打11奪三振無失点。川口朋保監督も「今日の勝因は長野のピッチング。素晴らしかったです」と称えた。

 打線は2回、2死二塁から、ここまで無安打だった矢野幸耶(三菱重工East)がライトへ先制2ラン。打った瞬間には「よっしゃー!」と声を上げ、「個人的にはここまですごく苦しんでいました」と振り返った矢野に待望の一発が飛び出した。

 3回には逢澤崚介(トヨタ自動車)の二塁打と水谷祥平(JR東海)の四球で好機を作ると、熊田任洋(トヨタ自動車)のタイムリー、山田健太(日本生命)の犠牲フライで着実に加点。さらに熊田が積極的に次の塁を狙い、相手のミスも重なって三塁へ進むと、佐藤勇基(トヨタ自動車)のタイムリーで5対0とリードを広げた。
 6回には添田真海(日本通運)が、打った瞬間にそれと分かる一発をライトスタンドへ。2ランでさらに突き放した。

 8回からは加藤三範(ENEOS)と辻本勇樹(NTT西日本)のバッテリーが無失点でつなぎ、最後は辻本が走者の動きを冷静に見極め、二塁走者の盗塁を阻止して試合を締めた。

 そして、点差が開いても変わらなかったのが全力疾走だ。凡打でも一塁まで駆け抜ける。川口監督がチーム始動時から求めてきた姿勢を、オープニングラウンド最終戦でも選手全員が体現した。

 次戦は、休養日を挟み25日の18時半から豊橋市民球場でスーパーラウンド第1戦をグループB1位通過の韓国と対戦。アジア競技大会4連覇中で、クァク・ビンやノ・シファンなど2026WBCメンバー9名を含む若手プロ中心の強力な陣容だ。150キロを超える投手への対応を課題に準備を重ねてきた日本にとって、ここから川口監督が掲げてきた「チャレンジ」がより重要になる。社会人野球で培ってきた勝負強さを武器に、強敵へ挑む。

選手コメント

矢野幸耶(三菱重工East)

「個人的にはここまですごく苦しんでいましたが、スーパーラウンドに合わせるためにやってきました。自分はホームランバッターではないですけど、しっかり振った結果がホームランになってくれてよかったです。明日からしっかり調整して、チーム全員でスーパーラウンドに臨んでいきたいと思います」

添田真海(日本通運)

「相手投手はスライダーが多かったので、そこを頭に入れて打席に入りました。状態自体は悪いとは思っていませんでしたが、タイミングに少しズレがあったので、今日のホームランをきっかけにいい方向につなげていきたいです」

長野健大(JFE西日本)

「緊張するといつもより口数が少なくなるんですけど、周りの選手に声をかけてもらって、少しリラックスした状態で入ることができました。初回の立ち上がりから思っていた以上に良かったので、自分のピッチングが終始できたと思います」

有馬諒(ENEOS)

「長野とは初めてバッテリーを組みました。本人は緊張していると言っていましたが、キャッチボールからすごくいい球がきていたので、自信を持って投げてもらうことを意識しました。スーパーラウンドでは、上下左右を広く使って、最少失点で抑えていきたいです」

第20回 アジア競技大会

大会概要出場選手

大会期間

2026年9月21日~9月27日

オープニングラウンド(グループA)
9月21日(月)18:30 中国 3 - 11 日本
9月22日(火)18:30 日本 15 - 0 パレスチナ
9月23日(水)12:00 日本 7 - 0 フィリピン

スーパーラウンド
9月25日~9月26日

決勝・3位決定戦
9月27日

開催地

日本(岡崎市・豊橋市)

出場する国と地域

グループA
日本、中国、フィリピン、パレスチナ
グループB
チャイニーズ・タイペイ、韓国、香港、タイ

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