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チームレポート

宮下隼輔が同点弾と二塁打で存在感 U-23代表候補がJR東海と引き分け

2026年7月25日

 7月25日、「ラグザス presents WBSC U-23野球ワールドカップ2026」(11月7日から16日までニカラグア・マナグア)に出場する侍ジャパンU-23代表の選考合宿3日目が、愛知県瀬戸市のJR東海グラウンドで行われた。11イニング制の特別ルールで行われたJR東海との練習試合では、宮下隼輔(東邦ガス)が本塁打を含む2安打を放つ活躍を見せ、6対6で引き分け。試合後に行われたタイブレーク練習では、3対1で勝利した。

 宮下が打線をけん引した。本塁打と二塁打を放ち、持ち前の打力を存分に発揮した。「今日は思い切ってプレーしようと決めて試合に入りました。その気持ちが良い結果につながって良かったです」と振り返り、「打った瞬間の感触もすごく良かったです」と会心の一発に笑顔を見せた。

 試合は2回、和田泰征(エイジェック)の本塁打で先制に成功。さらに川崎大也(JR東日本東北)にも安打が生まれる。しかしその裏、先発・岩本賢志(JFE西日本)が3ラン本塁打を浴び、1対3と逆転を許した。
 3回には山下来球(Honda)の安打と松嶋晃希(日本生命)の右中間への二塁打で1点を返すと、続く三井雄心(Honda)がライトへのタイムリー二塁打を放ち同点。その裏に近藤愛斗(三菱自動車岡崎)が1点を失うも、5回には工藤波音(JR東日本東北)、渡邉旭(バイタルネット)の連打と相手バッテリーのミスで二、三塁とし、松嶋の犠牲フライで再び同点に追いついた。

 7回裏にバッテリー間のミスから勝ち越しを許したものの、8回には宮下が左翼スタンドへ豪快な同点本塁打。「持ち味がそのまま表れた素晴らしいホームランだったと思います」と川口朋保監督も高く評価した。
 9回裏に本塁打を浴びて再び勝ち越されたが、10回には宮下がレフト線への二塁打で好機を演出。しかし、あと一本が出ず無得点に終わる。
 それでも11回、櫻内俊太(エイジェック)と藤原夏暉(日本生命)の連打で好機をつくると、山形球道(明治安田)の犠牲フライで再び同点。その裏を森煌誠(NTT東日本)が先頭打者に二塁打を許しながらも後続を断ち、6対6の引き分けに終わった。

 投手陣では、5、6回を投げた長谷川康生(三菱自動車倉敷オーシャンズ)が2安打1四球無失点と好投。持ち味の力強い直球を軸に、流れを相手に渡さなかった。

 試合後に行われたタイブレーク練習では、田中多聞(JFE西日本)のタイムリーで先制すると、川瀬譲二(ミキハウス)の犠牲フライ、松永知大(Honda熊本)のレフト線へのタイムリーで3点を先行。その裏は、11回から引き続きマウンドに上がった森が1失点に抑え、3対1で勝利した。

 前日の実戦から一転、この日は試合の入りから選手たちのまとまりがあり、打線も回を追うごとにつながりを見せた。実戦を重ねる中で、それぞれが持ち味を発揮し、チームとしての形も少しずつ見え始めている。

 合宿4日目となる26日は、トヨタスポーツセンターで10時半から三菱自動車岡崎との練習試合が予定されている。代表入りをかけたアピールの場は、いよいよ最終日を迎える。

選手コメント

森煌誠(NTT東日本)

「ヒットは打たれましたが、フォアボールを出すことなく、ストライクゾーンでしっかり勝負することができました。持ち味であるストレートで押していくピッチングスタイルを体現できたと思います。先輩方が多い中でも、優しく接していただき、コミュニケーションが取りやすい環境をつくってもらっているので、とても充実した合宿を過ごせています。あと1日しかないので、いろいろなことを学びながら吸収していきたいです。自分はコントロールが課題なので、多くの選手に話を聞きながら、精度を高めていきたいと思います」

長谷川康生(三菱自動車倉敷オーシャンズ)

「真っすぐでしっかり押していく投球ができたと思います。立ち上がりはボール先行になりましたが、途中で修正できたことは良かったです。最初から積極的にストライクゾーンで勝負し、早いカウントで追い込めるようになれば、もっと良い投球ができると思います。同世代のレベルの高い選手ばかりで、とても刺激を受けていますし、自分に足りないものも見えてきました。トレーニング方法やマウンドでの考え方など、さまざまな選手から話を聞くことができているので、良いところをしっかり吸収して持ち帰り、自分のレベルアップにつなげていきたいです」

和田泰征(エイジェック)

「だんだんと緊張もほぐれ、良い状態で試合に臨むことができました。打席では中途半端なスイングだけはしないことを意識していたので、それがホームランという結果につながって良かったです。逆方向にも長打が出るようになってきたので、一発でチームの雰囲気を変えられるところが自分の持ち味だと思っています。このメンバーでプレーできるのも明日が最後だと思うので、悔いが残らないよう、練習してきたものをすべて出し切りたいです」

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