7月29日(金)、15歳以下の野球世界一を決める「第3回 WSBC U-15 ベースボール ワールドカップ2016 in いわき」が開幕。侍ジャパンU-15代表は、いわきグリーンスタジアムでオーストラリアと開幕戦を行い、主将を務める野口海音捕手(松原ボーイズ)の先制タイムリーなどで13-0の7回コールド勝ちを収め、白星スタートを飾った。
「いいタイミングで打ってくれました。あれでチームが乗りましたね」
試合後、鹿取義隆監督がそう振り返ったように、緊張感の高い開幕戦で野口のレフトオーバーのタイムリーが2回に飛び出したことは大きかった。
これで侍ジャパンU-15代表打線に火がつき、近藤大樹内野手(嘉麻ボーイズ)の三塁線を破るタイムリーや相手のミスなどでこの回一挙7得点を奪い、早々に試合を決めた。
さらにその後も侍ジャパンU-15代表打線は手を緩めず、3回には稲生賢二外野手(東海ボーイズ)のセンターオーバーの三塁打などで4得点、5回と6回にも1点ずつを奪って計11安打で13点を奪った。
また投手陣も「どの球種でもストライクを取れる安定感があるので」と鹿取監督から開幕投手に指名された岡田幹太投手(京葉ボーイズ)が3回を無安打に抑えるなど、宮城大弥投手(宜野湾ポニーズ)、星野恒太朗投手(糸島ボーイズ)、中田惟斗投手(和歌山御坊ボーイズ)と繋いで7回を4安打完封リレー。侍ジャパンU-15代表が13-0の7回コールド勝ちを収めた。
コメント
侍ジャパンU-15代表・鹿取義隆監督
「打線は相手のミスを突くことができました。ですが、まだ球速の速い投手への対応など不安はまだありますね。オーダーはそこまで変わらないですが連戦が続いていくので、全員がレギュラーという気持ちで頑張ってほしいです」
侍ジャパンU-15代表・野口海音主将(松原ボーイズ)
「先制タイムリーはストレートを打ちました。緊張しましたが、開幕戦で勝てたことは大きいです。投手もみんな良い球を投げていたので、この調子でやっていきたいです」
侍ジャパンU-15代表・黒須大誠外野手(いわきボーイズ)
「通っている中学の仲間がたくさん応援してくれて嬉しかったです。1打席目はボール球に手を出してしまい、2打席目は球を引きつけすぎて詰まってしまいました。(今後先発登板が予定されるが)自分の持ち味であるキレと回転の良いストレート、スライダーがどこまで通じるのか楽しみです」
第3回WBSC U-15ベースボールワールドカップ2016 in いわき
大会期間
オープニングラウンド
7月29日(金) オーストラリア 0 - 13 日本
7月30日(土) 日本 4 - 0 キューバ
7月31日(日) 日本 15 - 4 韓国
8月 1日(月) チェコ 0 - 15 日本
8月 2日(火) 日本 10 - 6 コロンビア
スーパーラウンド
8月4日(木) 日本 8 - 0 ベネズエラ
8月5日(金) 日本 2 - 5 アメリカ
8月6日(土) 日本 2 - 1 パナマ
決勝
8月7日(日)14:30 日本 4 - 9 キューバ
会場
いわきグリーンスタジアム
南部スタジアム
平野球場
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