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試合レポート

岡田宗一郎の先制打や堅守で韓国に競り勝ち決勝進出に王手

2025年8月21日

 8月21日、「第12回 BFA U15アジア選手権」(台湾・台南市で8月23日まで)のスーパーラウンドが始まり、侍ジャパンU-15代表は同じく全勝中の韓国と対戦。息の詰まる展開の中で5対1と勝ちきり決勝進出に王手をかけた。

 韓国は開幕戦で地元のチャイニーズ・タイペイを5対3で下し、180センチをゆうに超える大型選手や140キロ前後の速球を投じる投手、日本では高校1年生にあたる2010年の早生まれの選手を複数擁する強敵だったが、侍ジャパンが攻守の要所で持ち味を発揮した。

 先発のマウンドに上がった梅村全(愛知尾州ボーイズ)は、初回は2四球、2回は先頭に二塁打を打たれてピンチを招いたが、ともに最後はショートゴロに抑えてピンチを脱出した。
 打線は左腕から140キロ前後の速球を投じるキム・ジュンスを相手に、初回は2死から村橋照平(狭山西武ボーイズ)が三塁打を放つが先制できず。
 それでも2回裏、先頭の倉田雄星(湖南ボーイズ)がセンター前安打で出塁。続く中島辰徳(熊本泗水ボーイズ)の打席で井端弘和監督は「連打は厳しいですし、前の球をウエストしてボールにしてきたので、次の球はボールにできないと思って仕掛けました」とエンドランを敢行。これに中島が応えてライト前安打を放ち、無死一、三塁のチャンスを作った。
 その後1死を取られるが四球をもらい満塁。この場面で岡田宗一郎(豊田リトルシニア)が打席に入ると、レフトオーバーの二塁打。先発起用に応える値千金の先制2点タイムリーとなった。

 先発の梅村は4回までに5四球を出して苦しんだものの、3回はサードゴロ、4回はショートゴロの併殺でピンチを切り抜け、4回の1失点のみという最少失点でマウンドを降りた。
 5回からは上原優馬(苫小牧リトルシニア)が登板。先頭に安打を許してしまうが後続を落ち着いて抑えると、その裏に駒勇佑(湖南ボーイズ)と倉田の連打チャンスを演出。その後フライアウト2つで嫌な展開になりかけたが、小山蓮心(狭山西武ボーイズ)がセンターオーバーの二塁打を放って2点を追加。5対1とした。
 この援護をもらった上原は、三塁手の丹羽裕聖(愛知尾州ボーイズ)の横っ飛びによる好捕2つなど味方の堅守にも支えられ、最後まで無失点に抑えて試合を締めた。

 オープニングラウンド同組から勝ち上がった対戦成績は持ち越すため、19日のフィリピン戦の結果を加え、侍ジャパンのスーパーラウンド戦績は2勝0敗。日本時間22日19時半から始まるチャイニーズ・タイペイ戦で勝利すれば1位で決勝進出が決まる。また、敗れた場合でも他チームの勝敗や当該対戦成績、3チームが並んだ場合の得失点率などによって、上位2位までに入れば決勝進出が決まる。

監督・選手コメント

井端弘和監督

「先制できたこと、梅村が無駄な四球もあった中、最少失点で抑えたことが大きかったです。(先制打の岡田は)台湾はとても暑いので、野手として先発しないこともありましたが、中堅手としての捕球も送球も上手いですし打撃も良いので、今日は起用しました。(なかなか追加点取れない中)内野の良い守備で切り抜けたり、無失策で終われたりしたことは大きかったですね。小山も無死一、二塁から走者を進められなかった中での2点タイムリーで、勝敗を左右しました。(明日は昨年のU-15W杯で最終回に逆転負けを喫したチャイニーズ・タイペイなので)最後のアウトを取るまで全員でしっかり戦いたいです」

岡田宗一郎(豊田リトルシニア)

「(貴重な先制打)昨日の時点で中堅手としての先発を告げられていたので、夜にみんなと一緒に素振りした成果が出て良かったです。球の速い投手相手でしたが、ストレートに強い持ち味を発揮できました。(今後は)投手ではコントロールを武器に無失点、打撃でも今日のようにしっかりと結果を出していきたいです」

小山蓮心(狭山西武ボーイズ)

「(貴重な追加点)前の打席が見逃し三振で相手に流れを持って行かせてしまったので、ここは自分で決めようと思いました。打ったのはストレートです。指名打者はこの大会からで慣れてはいませんが、もっと慣れていきたいです。残り2試合も気を緩めず集中してチームに貢献したいです」

梅村全(愛知尾州ボーイズ)

「初登板の時と変わらずワクワクした楽しい気持ちでマウンドに上がれました。ストライクゾーンに適応できずに無駄な走者を出してしまいましたが、守備に助けられながら粘ることができました。援護点も欲しいところでチーム一丸となって取ってくれたことも大きかったです。(兄のいる山梨学院高が甲子園準決勝で敗れたが)自分は勝つと奮い立たせて投げました。(大会規定の球数制限で今大会の登板はこれで終了)もう自分は投げられませんが、できることを精一杯やって優勝に貢献したいです」

上原優馬(苫小牧リトルシニア)

「絶対にゼロに抑えようという気持ちでマウンドに上がりました。初球でボールが多かったのですが、そこからしっかりストライクを取って打たせて取ることができました。(大会規定の球数制限で最終日は登板可能)次は初球からストライクを投げて有利な状況にして抑えていきたいです」

第12回 BFA U15アジア選手権

大会概要出場選手

大会期間

2025年8月17日~8月23日

オープニングラウンド(グループB)
8月17日(日)14:30 日本 14 - 1 香港
8月18日(月)14:30 スリランカ 1 - 24 日本
8月19日(火)14:30 日本 10 - 0 フィリピン

スーパーラウンド
8月21日(木)14:30 日本 5 - 1 韓国
8月22日(金)19:30 日本 7 - 10 チャイニーズ・タイペイ

決勝・3位決定戦
8月23日(土)19:30 日本 - チャイニーズ・タイペイ

開催地

台湾(台南)

出場する国と地域

グループA
チャイニーズ・タイペイ、韓国、タイ、パキスタン

グループB
日本、フィリピン、香港、スリランカ

侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表/沖縄県高校選抜 7/5
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