韓国・釜山で開催中の「第7回WBSC女子野球ワールドカップ」3日目。前日のオープニングラウンドBグループ2戦目でオランダを12対0で下し、グループ1位でのスーパーラウンド進出を決めた侍ジャパン女子代表は、9月5日14時よりドリームパークメインスタジアムで、インドとのオープニングラウンド最終戦に臨んだ。
![試合が行なわれているドリームメインパーク](/img/news/press/20160905_3_1-1.jpg)
![試合開始直前 全員笑顔で先発メンバーを送り出す](/img/news/press/20160905_3_1-2.jpg)
![先発・荒木未来(アサヒトラスト)は3回1安打6奪三振](/img/news/press/20160905_3_1-3.jpg)
![1回裏 レフトへ先制のスリーランを放つ有坂友理香(アサヒトラスト)](/img/news/press/20160905_3_1-4.jpg)
![ホームランを放った有坂友理香(アサヒトラスト)を笑顔で迎えるナイン](/img/news/press/20160905_3_1-5.jpg)
この試合、まず記したいのはオープニングラウンド2連敗で5連覇を目指す侍ジャパン女子代表に立ち向かったインドの健闘ぶりである。投手陣はフォームはどんな形であってもストライクに投げ込む強い意志を示し、どんなゴロ、フライに対しても懸命なプレー。ヒットを打たれた直後の「次のプレー」への動きや、カバーリング意識も非常に高かった。
そして2回表には二死から6番・GAUDEがレフト前へヒット。今大会、オープニングラウンドで地元開催の韓国はキューバを撃破。台湾も侍ジャパン女子代表と優勝を争うと目されているアメリカと1対2の大接戦で惜敗。アジア勢は軒並みレベルの向上を示しているが、インドもまた着実にレベルを上げていることを示した。
侍ジャパン女子代表は必死で挑んでくるインド代表をリスペクトした上で、しっかりと自分たちの野球を貫く。アサヒトラストでもバッテリーを組む左腕・荒木 未来と有坂 友里香は、先頭打者からの5連続を含む3回6奪三振の快投。4回表から2番手マウンドに立った左腕・笹沼 菜奈(平成国際大3年)も6人を無難に抑える好投。前回大会に続く活躍を確信させる安定感を見せる。
一方、打線も初回に4番の有坂がレフトスタンド上段に運ぶ豪快な3ランなどで4点を先制すると、2回以降もスローボールを引き付けて打つ強化合宿通りのバッティングで4回までに18安打18得点。球速豊かな投手が居並ぶスーパーラウンドの各国と対戦する前に、最も大切になるバッティングの基本形を崩すことなく、5回コールド・18対0で快勝。オープニングラウンド3戦全勝でスーパーラウンドに臨むことになった。
![全打席出塁の川端友紀(埼玉アストライア)は4打点をマーク](/img/news/press/20160905_3_2-1.jpg)
![2番手のマウンドには左腕・笹沼菜奈(平成国際大3年)](/img/news/press/20160905_3_2-2.jpg)
![インド代表は終始ひたむきなプレーを見せた](/img/news/press/20160905_3_2-4.jpg)
![グループBトップでスーパーラウンド進出を決めた侍ジャパン女子代表](/img/news/press/20160905_3_2-3.jpg)
そのスーパーラウンドは休養日を挟み9月7日より開幕。侍ジャパン女子代表の初戦は韓国ないしベネズエラが進むAグループ1位チームと対戦する(時間未定)ことになっている。1つの勝敗が決勝戦への行方を左右する4連戦。侍ジャパン女子代表はインド代表から学んだ「野球へのひたむきさ」をより高いレベルで体現し、5連覇への階段を一歩ずつ登る。
第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ
大会概要
第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ 出場選手(2016年7月10日発表)
大会期間
2016年9月3日~11日
オープニングラウンド
9月3日(土)19:00 カナダ 2 - 8 日本
9月4日(日)14:00 日本 12 - 0 オランダ
9月5日(月)14:00 日本 18 - 0 インド
スーパーラウンド
9月7日(水) 14:00 ベネズエラ 2 - 7 日本
9月8日(木) 19:00 日本 10 - 0 チャイニーズ・タイペイ
9月9日(金) 19:00 日本 10 - 0 オーストラリア
9月10日(土)14:00 日本 6 - 0 韓国
決勝
9月11日(日)18:00 日本 10 - 0 カナダ
会場
韓国釜山広域市キジャン郡
侍ジャパン女子代表候補 マドンナジャパン座談会
【第1回】マドンナジャパンの注目3選手の素顔
【第2回】3選手がそれぞれに感じる女子野球界の変化を語る>
【第3回】マドンナを目指す全国の野球女子たちに伝えたいこと
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