メキシコ・モンテレイで開催された「第1回WBSC U-23ワールドカップ」で初代王者に輝いた侍ジャパンU-23代表が、9日夕方空路にて帰国し優勝記者会見を行った。
会見に出席したのは、斎藤雅樹監督(巨人2軍監督)、三好匠主将(東北楽天)、大会MVPに輝いた真砂勇介(福岡ソフトバンク)、開幕マウンドを任された本田圭佑(埼玉西武)。
今回のチームの感想を聞かれた三好主将は「一人ひとりがすごくチームを引っぱってくれ、チームワークも良かった。試合をしていくうちにチームがまとまった。」とメンバーが試合を重ねるごとに結束していった結果の優勝であると語った。
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
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また、大会を通じてチーム最多の3試合、17イニング登板、1勝・防御率0.53の成績をあげた本田は、「大会を通じて1失点だけでした。そんなに抑えられると思ってなかったので、結果に対してはすごい自信になります。」と自身の投球を振り返り、手ごたえを感じた様子。
大会MVPに輝いた真砂は、「ホークスの外野手はすごくレベルの高い選手が多いので、まずは追いつき、将来的には追い越せるように頑張っていきたい。今回こういう機会があって、トップチームでやりたいという気持ちになりました。」と、まずはチーム内での定位置確保、そして侍ジャパントップチームへの飛躍を誓った。
大会9試合を通じて、8勝1敗と侍ジャパンU23代表の勝負強さを引き出し、初代王者に導いた斎藤監督は、「(今回の代表メンバーには)この大会でいろいろ感じたことを、各所属チームに帰って糧にしてもらい、成長してもらいたいと思いますし、そうできれば次回のオリンピックチームに入れるだけの力は十分あると思うので、期待したいと思います。」と優勝メンバーの今後のさらなる活躍に期待した。
今回の優勝は、3年前に侍ジャパン全体の活動スローガン「野球日本代表"結束"、そして世界最強へ」が発表され、侍ジャパンが常設化されて以降、男子では初のWBSC大会制覇となった。今日の記者会見に出席した3選手が揃って口にした言葉が、「侍ジャパントップチーム入り」への目標。世代を超えて確かに受け継がれ始めている「侍ジャパンの誇り」。今日から、2017年のWBCに向けてメキシコ、オランダとの強化試合を戦う侍ジャパントップチームの選手たちにも、U23代表に続く結果を期待したい。
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

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第1回 WBSC U-23ベースボールワールドカップ
大会期間
2016年10月28日~11月6日
オープニングラウンド
10月29日(土)2:00 ニカラグア 1 - 6 日本
10月30日(日)2:00 日本 15 - 3 チャイニーズ・タイペイ
10月31日(月)9:00 アルゼンチン 2 - 10 日本
11月1日(火)9:00 日本 16 - 0 オーストリア
11月2日(水)3:00 日本 11 - 2 オーストラリア
スーパーラウンド
11月4日(金)9:00 日本 2 - 1 韓国
11月5日(土)9:00 パナマ 3 - 2 日本
11月6日(日)9:00 日本 3 - 2 メキシコ
※日時は日本時間
決勝戦
11月7日(月)9:00 日本 10 - 3 オーストラリア
開催地
メキシコ モンテレイ市
参加国
グループA
韓国、ベネズエラ、メキシコ、チェコ、パナマ、南アフリカ
グループB
日本、チャイニーズ・タイペイ、オーストラリア、ニカラグア、アルゼンチン、オーストリア