10月28日にメキシコで開幕した「第1回 WBSC U-23ベースボールワールドカップ」。合宿、練習試合を経てチーム一丸で世界に挑む侍ジャパンU-23代表。代表に選出された、乙坂智選手(横浜DeNAベイスターズ)を紹介します。今大会では3試合を終えて、4安打5打点の活躍をみせている乙坂選手。俊足を生かした熱いプレーは必見です。
アメリカ人の父を持つ強肩俊足巧打の外野手。50メートル走5秒9の脚で内野ゴロでも果敢なヘッドスライディングを見せるなど、チームを鼓舞するためのファイティングスピリットも持ち合わせる。
横浜高(神奈川)では1年秋からレギュラーとなり、3年では春夏連続甲子園出場。夏は3回戦で今大会、侍ジャパンU-23代表のチームメイトとなる青山大紀(オリックス)がエースだった智弁学園(奈良)に敗れたが、自身は9打数4安打とポテンシャルの一端を発揮。結果、2011年のドラフトでは横浜ベイスターズ(当時)から5巡目指名を受けた。
プロ入り後は2年間をかけて身体を作り。3年目の2014年に一軍初昇格。5月31日の千葉ロッテ戦では代打での一軍打席でセットアッパー・益田直也からNPBの一軍公式戦では史上57人目の初打席初本塁打。翌2015年には52試合に出場し28安打・打率.226・3本塁打・10打点。今年も55試合に出場し31安打・打率.270と順調にステップアップしている。
今季の本塁打は1本だったが、その1本は今季セ・リーグ最多セーブをマークした澤村拓一(読売)から放った同点本塁打。プロ初打席初本塁打も含め、節目や土壇場で結果を出す乙坂のメンタリティは世界各国のエース級と対するときに大きな強みになるはず。横浜に輝く新星は今度はメキシコの空で侍ジャパンの星となり、世界一獲得への原動力となる。
第1回 WBSC U-23ベースボールワールドカップ
大会期間
2016年10月28日~11月6日
オープニングラウンド
10月29日(土)2:00 ニカラグア 1 - 6 日本
10月30日(日)2:00 日本 15 - 3 チャイニーズ・タイペイ
10月31日(月)9:00 アルゼンチン 2 - 10 日本
11月1日(火)9:00 日本 16 - 0 オーストリア
11月2日(水)3:00 日本 11 - 2 オーストラリア
スーパーラウンド
11月4日(金)9:00 日本 2 - 1 韓国
11月5日(土)9:00 パナマ 3 - 2 日本
11月6日(日)9:00 日本 3 - 2 メキシコ
※日時は日本時間
決勝戦
11月7日(月)9:00 日本 10 - 3 オーストラリア
開催地
メキシコ モンテレイ市
参加国
グループA
韓国、ベネズエラ、メキシコ、チェコ、パナマ、南アフリカ
グループB
日本、チャイニーズ・タイペイ、オーストラリア、ニカラグア、アルゼンチン、オーストリア