6年ぶりの米国開催となる「第41回 日米大学野球選手権大会」が12日(日本時間13日)、アメリカ・コネチカット州ダンキンドーナツパークで開幕した。3大会連続19度目の優勝を狙う侍ジャパン大学代表だったが、1点を争う投手戦になった第1戦は、最終回までリードするもサヨナラ負け。接戦を落とし黒星スタートとなった。
初回、先頭の島田海吏(上武大)がセンター前ヒットで出塁すると、一死から2塁盗塁後、楠本泰史(東北福祉大)がライトへタイムリーを放ち先制。昨年の日米大学野球選手権大会を経験したメンバーの活躍で鮮やかに得点を奪った。
先発の最速152km/h左腕・東克樹(立命館大)は3回、四死球とボークで二死2・3塁のピンチを招くも5番のS.BEERをセンターフライに打ち取り無失点で切り抜ける。その後もしっかりと抑え、4回を2安打無失点の好投で役割を果たした。
2番手は善波監督が「選考段階から安定した投球を見せている」と評価する阪本大樹(関西大)がマウンドにあがり、3回を1安打無失点。8回からは松本航(日本体育大)、齊藤大将(明治大)とバトンをつないだ侍ジャパンだったが、1点リードの0対1で迎えた9回、齊藤は先頭のJ.EIERMANから三振を奪うも、一死2・3塁のピンチを背負い代打のT.FRANKに逆転サヨナラとなるセンター前タイムリーを許しゲームセット。敵地での開幕戦は踏ん張りきれず2対1で敗戦となった。
13日19時(日本時間14日8時5分)に予定されていた第2戦は雨のため順延。次戦は14日19時(日本時間15日8時5分)よりカンパネリ・スタジアムで行われる。