15日(日本時間16日)、「第41回 日米大学野球選手権大会」の第3戦がアメリカ・マサチューセッツ州レラチュー・パークで行われた。
1勝1敗で迎えた大会3試合目、侍ジャパン大学代表は幸先良く先制する。まずは1回、先頭の島田海吏(上武大)が四球で出塁すると、一死2塁となり中川圭太(東洋大)の右中間へのタイムリーツーベースで生還。同点に追いつかれた2回には辰己涼介(立命館大)の右中間スリーベース、小畑尋規(立正大)の左翼線タイムリーツーベースで再びリードを奪った。
このままリードを守りたい侍ジャパン大学代表だったが、先発の青島凌也(東海大)は3回、一死3塁からこの日4番に入ったA.VAUGHNにセンターへのタイムリーヒットを浴び同点に追いつかれる。さらに死球とヒットで満塁となり、7番B.SHEWMAKEのレフト犠牲フライで逆転を許した。
4回にも追加点を奪われ4対2となり、これ以上得点を与えられない中、善波監督は第1戦でも好投した阪本大樹(関西大)をマウンドに送り出す。アメリカ打線をノーヒットに抑える完璧なリリーフを見せると、打線はこれまで苦しめられていたアメリカ大学代表2番手のS.WYMERを捉える。
2点を追いかける8回、四球とヒットでチャンスを作ると、4番の楠本泰史(東北福祉大)がライトへのタイムリースリーベースを放ち同点。右翼手S.WALKERはダイビングキャッチを試みるもグラブをかすめた。一死3塁からは辰己がライト犠牲フライを放ち、この回3点を奪い逆転に成功した。
9回もマウンドにあがった阪本は打者3人を打ち取りゲームセット。失いかけた流れを投打でたぐり寄せ、5対4で勝利した。
今大会の成績を2勝1敗とし、3連覇へ王手をかけた侍ジャパン大学代表。次戦は16日17時(日本時間17日6時5分)にフィットン・フィールドで行われる。