今年7月28日~8月6日の日程で台湾・台南市で開催される「第4回WBSC U-12ワールドカップ」で初優勝を目指す侍ジャパンU-12代表。7月22日(土)は東京都内のホテルでの記者会見と、都内グラウンドにて大会直前合宿の初日練習が行われた。
記者会見では侍ジャパンU-12代表・仁志敏久監督と徳永光希主将(香芝ボーイズ)が登壇。仁志監督は「前回負けてしまった、世界一になりたいという思いはあります」と話す一方「将来につながる、思い出に残る、記憶に残る大会にしたい」とこの世代で重要な成長を求めた上で「もちろん優勝することは最大の目標です。前回の決勝戦で満員の観客の中でやっている台湾とアメリカの試合を見て、うらやましくもあり、ここで子供たちに試合を経験させてあげたいなという思いもあります。そのような盛り上がりの中で野球をするという充実感、それをもとに今後成長してくれるような大事な時間にしたいと思います」と大会への意気込みを語った。
また、主将に指名された徳永は「正直、トライアウトの時からキャプテンはないかなと思っていましたが、選ばれた時からやる気があふれてきました」と語り、大会に向け徳永主将は「前回大会は優勝できなかったので、このメンバーで今年は優勝を狙います」と力強いコメントを残した。
記者会見後、チームはバスで都内グラウンドに移動し、大会直前合宿初日練習を開始。まずはトレーナーの指導の下、入念なウォーミングアップ、そして短い距離のアジリティーのメニューをこなし、キャッチボール前にはチューブを使ったストレッチを行った。キャッチボールの後、シートノックへ。仁志監督はポジションについて「まだ考えながらやっています。試合をやってみないとわからないところはあるので。ざっとは考えていますが、確定ではないです」と明かしたが、選手たちはどのポジションでも元気よく白球を追っていた。
シートノックの次は「普段バントをしない子がほとんどだと思うので、やり方がわからない子もいます。時間がある限りはやりたいと思います」と仁志監督が重要性を力説するバント練習。仁志監督も自らお手本として実演するなど精力的に指導した。その後はバッティング練習と投手陣はピッチング、そして最後に投手を付けた走塁練習を行いこの日の練習は終了している。
2回目の18名合同合宿となって練習中も緊張感を保ちながら雰囲気良く、選手たちも打ち解けた様子を見せている侍ジャパンU-12代表。本番に向けての直前合宿は都内であと3日間行われ、侍ジャパンU-12代表は世界一獲得への心技体を整えていく。
第4回 WBSC U-12 ワールドカップ
大会期間
2017年7月28日〜8月6日
オープニングラウンド
7月28日(金)11:00 チェコ 0 - 13 日本
7月29日(土)15:00 日本 5 - 6 メキシコ
7月30日(日)19:30 チャイニーズ・タイペイ 中止 日本
7月31日(月)15:00 日本 中止 南アフリカ
8月2日(水)11:00 日本 31 - 0 南アフリカ
8月2日(水)19:30 チャイニーズ・タイペイ 5 - 7 日本
8月3日(木)10:00 日本 15 - 0ブラジル
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
スーパーラウンド
8月3日(木)15:00 日本 10 - 0 ニカラグア
8月4日(金)11:30 日本 3 - 6 アメリカ
8月5日(土)15:00 日本 6 - 5 韓国
3位決定戦
8月6日(日)15:00 日本 0 - 1 メキシコ
開催地
台湾 台南市
参加国
グループA
日本、チャイニーズ・タイペイ、メキシコ、チェコ、ブラジル、南アフリカ
グループB
アメリカ、韓国、オーストラリア、パナマ、ニカラグア、ドイツ