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2017年ドラフト指名を受けた侍ジャパン戦士たち~U-18代表編~

2017年10月29日

 10月26日に開催された「2017年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」。育成枠を含めて12球団で計114名がNPBへの扉を開いた中、世界一やアジア制覇のために戦った侍ジャパン戦士の多くも夢を叶えている。今回は世代別に3回に分け、彼らの大会での活躍を振り返る。第1回はカナダ・サンダー・ベイでの「第28回WBSC U-18ワールドカップ」で3位を獲得した侍ジャパンU-18代表編である。

 9月1日から11日までカナダ・サンダー・ベイで開催された「第28回 WBSC U-18ワールドカップ」で3位・銅メダルを獲得した侍ジャパンU-18代表。その選手20名中、このドラフトでは9名がプロ志望届けを提出。9名全員が本指名を受ける結果となった。

 特にドラフトで注目を集めたのは北海道日本ハム1位指名を受けた清宮幸太郎(早稲田実業・内野手)、千葉ロッテ1位指名の安田尚憲(履正社・内野手)、広島東洋1位指名の中村奨成(広陵・捕手)である。

 日本開催の前回大会にも出場した清宮は全試合4番で出場。一次ラウンドの南アフリカ戦に続き、スーパーラウンドのカナダ戦で高校通算111本目となる本塁打を放ち、さすがの長打力を見せた。また。侍ジャパンU-18代表主将を務めた清宮は大会期間中「夏の大会のような緊張感でやろう」とチームをまとめる言葉をかけ続けた。9月23日にプロ入りを表明した清宮は、ドラフトで7球団の競合の末、北海道日本ハムが交渉権を獲得。ダルビッシュ有(ドジャース)、大谷翔平といった高校日本代表たちの系譜を北の大地で歩むことになる。

 安田は大会前の練習試合3試合3本塁打を放ち大会入り。序盤は海外投手の対応に苦しんだものの、フォーム修正に努めた結果、スーパーラウンドのオーストラリア戦で、サヨナラ安打。大会通して34打数11安打5打点・打率.324の好成績を残した。ドラフトでは2回目の1位指名入札で2球団が競合した末、千葉ロッテが交渉権を獲得。和製大砲として大きな期待がかかる。

 夏の甲子園では最多記録となる6本塁打を放った中村は、「記憶にないほど不調が長かった」と語るように、大会では25打数3安打・打率.120と苦しむことに。しかし中村は外国人捕手の攻撃的リードを吸収し、10月に開催された愛顔つなぐえひめ国体で広陵の大会初優勝に大きく貢献した。ドラフトでは2球団が競合し地元・広島が交渉権を獲得。セ・リーグ2連覇を決めた鯉の女房役として競争に挑む。

 この3人の他にも野手では3名が指名を受けている。オリックス6位指名の西浦颯大(明徳義塾高)らと共に「第2回 IBAF15Uワールドカップ」侍ジャパンU-15代表も経験した増田珠(横浜)は、神奈川大会では新記録となる5本塁打を放ったが、大会前練習試合で受けた死球の影響で大会19打数3安打と苦しんだ。高校最終試合となった3位決定戦・カナダ戦で2安打を打った後、「逆にプロ入り前に不安になったことが僕にはよかった」と話した増田。3位指名を受けた福岡ソフトバンクでは憧れの松田宣浩と同じく熱いプレーを志す。伊藤康祐(中京大中京)は中日から5位指名。9打数1安打と悔しい結果に終わったカナダの経験を糧に、三拍子そろった外野手を目指していく。

 仙台育英の遊撃手・西巻賢二は地元・東北楽天が6位指名。主に二塁手を守った大会通しては19打数4安打に終わったが、終盤3試合で3打点を稼ぐなど木製バットと外国人投手には徐々に順応。華麗な守備と小技も利く打撃で近未来の定位置獲りを狙う。

 投手では3名がプロ入り。福岡ソフトバンクから5位指名を受けた左腕・田浦文丸(秀岳館)は大会13回3分の2を投げて29奪三振。大会最多奪三振を記録。大会オールスター・中継ぎ投手部門も受賞した。最速145キロのストレートと世界を驚嘆させたチェンジアップのコンビネーションでプロでも活躍を誓う。

  クローザー的な役割で甲子園優勝投手となった清水達也(花咲徳栄)は中日が4位指名。侍ジャパンU-18代表でも救援投手として大会7回3分の2を投げ、最速148キロを計測し9個の三振を奪った。果たして清水はプロでも同様の役割をこなすことになるのか、注目だ。

 そして横浜DeNAから5位指名を受けたのが櫻井周斗(日大三)。侍ジャパンU-18代表ではほぼ打者に専念し打率.333を記録したが、横浜DeNAはあくまで投手として指名。140キロ後半のストレートと縦に鋭く落ちるスライダーのコンビネーションで、2年秋の東京都大会決勝では清宮から5連続三振、3年春のセンバツでも安田から3三振を奪った実績をベースに、左腕王国になりつつあるチームの一角に加わる活躍を見せていきたい。

 以上9人は2020年に開催される東京五輪の侍ジャパントップチーム代表候補になる可能性も十分秘めている逸材。侍ジャパン未経験者の高卒選手も含め、彼らにはぜひプロで活躍し、ゆくゆくは世界を熱狂させる選手になることを期待したい。

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