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攻守で若き躍動が光った稲葉ジャパン初陣「ENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ2017」総括

2017年11月20日

「ENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ2017」は日本が3戦全勝で完全優勝を果たし、初代王座を獲得した。今年から侍ジャパントップチームの監督に就任した稲葉篤紀新監督とっては上々の滑り出しとなった。

 今大会の参加資格は24歳以下(1993年1月1日以降生まれ)、または入団3年以内で、この2点に該当しない「オーバーエイジ枠」が3人と制限が設けられた。その中で今後の侍ジャパンの中核を目指していく選手の台頭は、稲葉監督にとって心強いものになった。  投手では先発で今永昇太投手(横浜DeNAベイスターズ)と田口麗斗投手(読売ジャイアンツ)の両左腕が、6回3安打無失点・7回3安打無失点とそれぞれ先発の役割を十二分に果たした。ともにストレートの球速は140km/hに満たないことも多いが、伸びのあるストレートを軸に変化球を巧みに織り交ぜた。対戦した指揮官からは「出す手(策)もなかった」(チャイニーズ・タイペイ・洪一中監督)、「これだけの制球力のある投手はなかなかいいない」(韓国・宣銅烈監督)とため息が漏れた。
 また、NPBのシーズンでも大活躍を遂げた守護神・山﨑康晃投手(横浜DeNAベイスターズ)も2試合に登板しそれぞれ1イニングを3人で抑えた。特に開幕戦の韓国戦では、1点ビハインドの9回表に登板して、その後の同点劇に流れを引き寄せた。

 野手では外崎修汰外野手(埼玉西武ライオンズ)が2試合続けての勝利打点を挙げるなど4打点、打率.462の活躍でMVPを獲得。相手投手の隙をついた三盗を果敢に成功させた走塁技術や、内野も守れるユーティリティーさも重宝されていく可能性は大きい。
 また、大会通じての打率ランキングでは、西川龍馬内野手(打率.636/広島東洋カープ)、近藤健介捕手(打率.583/北海道日本ハムファイターズ)、外崎、松本剛外野手(打率.400/北海道日本ハムファイターズ)と1位から4位タイまで侍ジャパンの選手が名を連ねた。
 作戦面では、前述のように積極的な盗塁があった一方で、バントの失敗も数回あり、さらに精度を上げていきたい。この部分は「私自身、もっともっと勉強していきたい」と語った稲葉篤紀監督の言葉に期待したい。監督初経験ながら、選考時から役割を明確にしていた投手陣の継投や相手投手に応じた柔軟な選手起用など、選手やコーチとして積んできた豊富な国際経験が光る采配も随所であった。

 そして、結束力の強さは、小久保裕紀前監督時代から引き継がれているものがあり、特に今回の代表は選手間の年齢層が近いため、日の丸を背負う重みを感じながらも「楽しそうにノビノビとプレーしてくれました」と稲葉監督は話す。
 そして同じアジアの韓国、チャイニーズ・タイペイと切磋琢磨した経験が、今後貴重な財産となっていくだろう。それは両国とも指揮官が「学びの多い大会でした」と口を揃えたことからも、その意義の大きさが伝わる。
 これで今年のプロ野球公式戦は全日程を終えた。来年以降、今大会で貴重な経験と自信を得た若き選手たちが、どんな形で球界全体を盛り上げていくのか楽しみだ。

ENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ2017

大会概要 チケット  出場選手 放送予定

大会期間

2017年11月16日~11月19日

予選
11月16日(木)19:00 日本 8 - 7 韓国
11月17日(金)19:00 韓国 1 - 0 チャイニーズ・タイペイ
11月18日(土)18:30 チャイニーズ・タイペイ 2 - 8 日本

決勝
11月19日(日)18:00 日本 7 - 0 韓国

開催球場

東京ドーム

出場チーム

チャイニーズ・タイペイ代表、韓国代表、日本代表

侍ジャパン選手紹介

2017年11月6日 先発投手編
2017年11月7日 中継ぎ・抑え投手編
2017年11月8日 捕手編
2017年11月9日 内野手編
2017年11月10日 外野手編

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