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試合レポート

開催国パナマに力負け 2敗目喫して決勝進出への望みがわずかに

2018年8月18日

 8月17日(日本時間18日)、第4回WBSC U-15ワールドカップのスーパーラウンド第2戦が行われ、侍ジャパンU-15代表は開催国・パナマと対戦。完全アウェーの中、前日にキューバを破って勢いに乗るパナマの選手たちの勢いに押されて3対7と敗れた。

 初回に先頭の花田旭(西淀ボーイズ)が一、二塁間を破る安打で出塁すると、ここでパナマの守備陣が3つの送球エラーをして2点を先制した。
 だがその裏、先発のマウンドに上がった左腕・秋山恭平(筑後サザンホークス)が先頭打者に四球を出してしまうと、1死後にプレシアド・アラウソのライト前安打と三塁手・内山陽斗(羽曳野ボーイズ)のエラーで満塁のピンチを招く。ここでゴンザレス・コッシオに満塁本塁打を浴びて逆転を許した。

 これで劣勢となったが、3回にはこの日捕手での出場となった福原聖矢(安仁屋ヤングスピリッツ)の四球と二盗でチャンスを作ると、スタメン復帰の小畠一心(オール住之江ヤング)のレフト前安打を放って1点差に。さらに小畠はその裏にもライトの頭上を抜けようかという打球をジャンピングキャッチするなどチームを盛り立てる。
 こうして1点差のまま試合を進めていたが5回にミスが重なる。秋山が先頭打者に二塁打を許すと、清水隆行監督は畔柳亨丞(SASUKE名古屋ヤング)をマウンドに送る。だが捕手・福原の犠打野選でピンチを広げると、サンチェス・メヒアとアラウソのタイムリー、パスボールで3点を献上してしまった。
 この4点差を逆転したいところではあったが、4回途中からマウンドに上がった右腕ピニラ・バルガスの球持ちの良い投球に最終7回まで無安打に抑えられて、試合終了。

 これによりパナマがアメリカとともに3勝1敗として首位に立ち、侍ジャパンU-15代表は、この日アメリカに敗れたキューバとともに2勝2敗と後退。決勝進出は18日(日本時間19日4時試合開始)のアメリカ戦で勝ち星を挙げることに加え、他国の状況次第となった。

監督・選手コメント

清水隆行監督

「先制はできましたが、そのあとなかなか流れを持ってくることができませんでした。(打線は2安打だったが)内容的には強い当たりも出ていましたし、もう1歩という打球もありましたが、相手の好プレーに阻まれてしまいました。(地元パナマの大歓声が続く中での試合だったが)こういう雰囲気は始まる前から分かっていたこと。大きな影響はなかったと思います」

第4回 WBSC U-15 ワールドカップ

大会概要

大会期間

2018年8月10日~8月19日

オープニングラウンド

8月11日(土)0:00 日本 4 - 2 オーストラリア
8月12日(日)0:00 オランダ 1 - 11 日本
8月13日(月)8:00 日本 7 - 9 キューバ
8月14日(火)8:00 ドミニカ共和国 7 - 13 日本
8月15日(水)8:00 日本 20 - 0 南アフリカ
※開始時刻は日本時間(パナマ:時差-14時間)

スーパーラウンド

8月17日(金)0:00 日本 5 - 2 チャイニーズ・タイペイ
8月18日(土)8:00 パナマ 7 - 3 日本
8月19日(日)4:00 アメリカ 8 - 2 日本
※開始時刻は日本時間(パナマ:時差-14時間)

3位決定戦

2018年8月21日(月)3:00 日本 3 - 6 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(パナマ:時差-14時間)

開催地

パナマ

出場する国と地域

グループA
パナマ、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、ブラジル、ドイツ、中国

グループB
日本、キューバ、オーストラリア、オランダ、ドミニカ共和国、南アフリカ

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