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チームレポート

「BFA 女子野球アジアカップ」連覇へ 最終段階となる強化試合で快勝を飾る

2019年11月5日

 11月9日から中国広東省中山市で開催される「第2回 BFA 女子野球アジアカップ」連覇を目指す侍ジャパン女子代表・U-18マドンナジャパン。いよいよ大会を目前に控えた11月5日からは2日間に渡る直前合宿をスタートさせた。

 その初日となる11月5日は、ジャイアンツ球場にて10時半よりアップを開始。選手たちはキャッチボール、バッティング練習を消化し、昼食を挟んだ午後からは、国際大会を想定した試合前セレモニーを伴い、社会人クラブチームZENKO BEAMSとの強化試合を大会と同じく7イニング制で開催。セレモニーでは英語でポジションと名前を呼ばれた選手たちが順番に登場してスタンドに一礼し、長野恵利子監督やコーチ陣、選手同士でのハイタッチ。本番に向けて気持ちを引き締め、試合に臨んだ。

 先発のマウンドに上がったのは亀田織音(札幌新陽高3年)。110キロ台後半から120キロ程のストレートと、100キロ前後の緩いカーブを織り交ぜて初回から安定したピッチングでチームに流れを呼び込むと、打線も2回裏に亀田を援護する。
 まずは1番・藤原和那子(福井工業大学附属福井高2年)の押し出し四球で先制すると、続く2番・榎本彩乃(神戸弘陵高3年)がレフト前へタイムリーヒット。さらに3番・山中陽奈乃(福知山成美高3年)が走者一掃となるセンターオーバーのタイムリーツーベースを放って3点を追加すると、その後も2本のタイムリーを集めてこの回7得点。4回裏、5回裏にも1点ずつを追加して、大量9点のリードを奪った。

 一方、投手陣は3回無失点の亀田に続き、4回表からは左川楓(福知山成美高3年)が、6回からは左腕・時田怜奈(横浜隼人高3年)が登板。最終回こそ2点を失うも危なげなく試合を締め、9対2でU-18マドンナジャパンが勝利した。

 試合後「選手たちには、ジャイアンツ球場を使用できるようになった関係者の尽力に感謝をしながら堂々と戦って欲しいと思っていました」と長野監督は試合を振り返り、「堂々と戦った選手たちを誇らしく思いましたし嬉しかったです」と力を発揮できた選手たちの戦いぶりを高く評価している。

 明日11月6日も都内のグランドで強化試合を行い、直前合宿を打ち上げる予定。サインプレーや国際規格の国内より少し重いバットへの対応などを最終確認し、大会2連覇へ盤石の備えを整えていくことになる。

監督・選手コメント

長野 恵利子監督

「2回表の7得点は、打線をつないでしっかり取っていけました。ただその後、ピッチャーが変わった時に少し打てなかった。試合後には『長打を狙うのではなくしっかりつないでいく練習をしよう』と伝えました。また。この大会では規定で850グラム以上のバットを使用することになります。今日もバッティング練習やティーバッティングの時に"重い"という声もありましたし、今後そこは対応していきたいですね」

亀田織音投手(札幌新陽高3年)

「今日はストレートが走っていたので、緩急をしっかり使って投げることができました。ここまで自分自身もすごくいい雰囲気で練習ができているし、チームのみんなも(2連覇という)一つの目標に向かってできている。自分のできることをやって優勝できればと思っています」

第2回 BFA 女子野球アジアカップ

大会概要 出場選手

大会期間

2019年11月9日~11月15日

オープニングラウンド
11月9日(土)11:00 日本 16 - 0 インド
11月10日(日)14:00 パキスタン 0 - 38 日本
11月11日(月)20:00 日本 20 - 0 中国
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

スーパーラウンド

11月13日(水)20:00 日本 16 - 1 チャイニーズ・タイペイ
11月14日(木)14:00 日本 18 - 2 フィリピン
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

決勝
11月15日(金)19:00 日本 2 - 1 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)

開催地

中国・広東省中山市

出場国

グループA
日本、中国、インド、パキスタン

グループB
チャイニーズ・タイペイ、韓国、香港、フィリピン

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