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試合レポート

投手陣好投も打線が韓国投手陣に対して3安打に抑え込まれ開幕2連敗

2022年7月31日

 7月31日、「第6回 WBSC U-12 ワールドカップ」(8月7日まで/台湾・台南市)のオープニングラウンドが行われ、第2戦に臨んだ侍ジャパンU-12代表は韓国に1対3で敗れて開幕2連敗となった。

 チーム開幕戦となったアメリカ戦で最終6回に14失点を喫してアメリカに6対21と大敗してから一夜明け、韓国戦に臨んだ。昨夜にミーティングをしたこともあり試合前の士気も高く、各カテゴリーでしのぎを削る韓国に立ち向かった。

 先制したのは日本。2回表、4番に入った主将の増井秀隼(瀬戸リトルシニア)が死球で出塁すると、一死後に盗塁を決めてチャンスを作る。二死となった後に7番・石川莉大(熊谷リトルシニア)が逆方向のライトへ上手く運ぶ二塁打を放って先制に成功した。
 前日の中継ぎ登板に続いてマウンドに上がった先発の武田琉生(福岡中央リトル)は昨日の悔しさを晴らすかのように走者を出しても粘りの投球。2回裏もピンチを迎えたが、最後は相手のホームスチールに冷静に対応して無失点で切り抜けた。

 しかし3回裏。この回から登板した小林亮博(東京中野リトル)が一死からJUNG Woochanにレフト前安打を許すと、その後味方の失策もあってピンチが拡大。3番PARK Seunghyun に右中間を破る二塁打を打たれて逆転を許した。さらに4回にも四球と連打で作ったピンチでJUNG Woochanに犠牲フライを打たれ、点差を2点に広げられた。

 3番手・林虎之介(東京中野リトル)の好投もあって追加点は許さなかったものの、打線は先発のAN Seungwooのスライダーに苦しめられ、5回途中から登板したJUNG Woochan にも思うような打撃をさせてもらえず試合終了。

 オープニングラウンドB組5チーム(グアムは出場辞退)のうち上位3カ国が進めるスーパーラウンド進出に向けて、8月1日のチェコ戦(日本時間11時半開始予定)と3日のドミニカ共和国戦(日本時間15時半開始予定)は絶対に負けられない試合となった。

監督・選手コメント

井端弘和監督

「選手たちはよくやったと思います。細かいミスはありましたが力は出してくれました。力負けです。武田はランナーを出しながらゼロで切り抜けてくれましたし、小林と林も自分のボールを投げてくれました。一方で打線はアメリカ戦のような“なんとしてでも”という気持ちがありませんでしたし、相手投手のスライダーに対応できませんでした」

武田琉生(福岡中央リトル)

「自分としては良い投球ができましたが、2イニングとも走者を出してチームに流れを持って来られませんでした。普段日本では傾斜の無いマウンドで投げているのですが今日は工夫をしました。今日の投球ではまだまだ。この先もっと貢献していきたいです」

石川莉大(熊谷リトルシニア)

「(タイムリーについて)打ったのはスライダーです。ストレートが来るかなと思いましたが上手く反応ができました。調子が良いです。(明日の予告先発について)緊張しますが良い投球ができるように、しっかり準備していきます」

第6回 WBSC U-12 ワールドカップ

大会概要 出場選手

大会期間

2022年7月29日~8月7日

オープニングラウンド
7月30日(土)15:30 日本 6 - 21 アメリカ
7月31日(日)15:30 韓国 3 - 1 日本
8月1日(月)11:30 日本 15 - 0 チェコ
8月3日(水)15:30 ドミニカ共和国 5 - 2 日本

プレイスメントラウンド
8月4日(木)11:30 パナマ 0 - 5 日本
8月5日(金)15:30 日本 14 - 0 南アフリカ
8月6日(土)11:30 日本 - イタリア

決勝・3位決定戦
8月7日(日)
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

開催地

台湾(台南)

出場する国と地域

グループA
チャイニーズ・タイペイ、メキシコ、ベネズエラ、パナマ、イタリア、南アフリカ
グループB
日本、韓国、アメリカ、ドミニカ共和国、チェコ

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ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12

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