8月22日、「第11回 BFA U15アジア選手権」(中国・山東省威海市/8月26日まで)のオープニングラウンド第2戦が行われ、侍ジャパンU-15代表はパキスタンと対戦。15対0の4回コールドで下して開幕2連勝とした。
前日の21日に予定されていた中国とのオープニングラウンド第2戦が雨天中止となりスケジュールが1日空いたが、選手たちは第1戦と変わらず高い集中力を発揮した。
初回、先発の大城諄來(浦添ボーイズ)が三者連続三振に切って取ると、この日は打線が初回から猛攻を仕掛ける。
先頭の曽根丈一郎(金光ボーイズ)がレフト線へ上手く打ち二塁打で出塁し、藤田蒼海(関メディベースボール学院ポニー)の内野安打、1死から小泉凛太郎(大阪福島リトルシニア)の打球がエラーとなり満塁のチャンスを作ると、相手投手のボークと暴投で先制。さらに1死三塁から市村心(狭山西武ボーイズ)、中澤祐誠(東京城南ボーイズ)、岡安凌玖(豊田リトルシニア)の連続タイムリーで初回から5点を奪った。
2回には藤田のヒットと死球で作った無死一、二塁のチャンスで小泉がレフトへタイムリー二塁打を放ち、隙を見て三塁へ進塁。中澤のゴロの間にホームインし3点を追加した。さらに3回にも曽根、藤田、扇大和(東北楽天リトルシニア)がヒットを放ち追加点を挙げ、攻撃の手を緩めず試合を決定づけた。
先発の大城は「テンポはあまり良くなかったのですが、ストライク先行でいけたのでよかったです」と2回も三者連続三振を奪う快投。さらに2番手の松本悠嗣(東北楽天リトルシニア)も3回に三者連続三振、4回は内野ゴロを挟み2三振を奪い、1人の走者も出さない完全リレーでパキスタン打線に付け入る隙を与えず、三振の山を築いた。
4回裏は四球と岡安、東濱成和(宜野湾ポニーズ)の連続ヒットで無死満塁のチャンスを作り、金谷隆乃助(関メディベースボール学院ポニー)が走者一掃の三塁打を放ち15点目を挙げて試合終了。大会規定により4回コールドで勝利した。
投手陣、野手陣ともに好調をキープし開幕2連勝とした侍ジャパンU-15代表。次戦は前日に延期となった地元・中国との対戦が23日(水)日本時間19時より行われる。
監督・選手コメント
今山和之監督
「今日の試合も"丁寧にやっていこう"と話し、それができたのでよかったです。第1戦、第2戦と投手陣、野手陣ともに確認をしながら試合をできたので、明日の第3戦やスーパーラウンドに向けてすごく良い2試合でした。(明日は)今までやってきたことを継続してやっていきつつ、スーパーラウンドを見据えた戦いをして明日でチームを仕上げたいです」
大城諄來(浦添ボーイズ)
「試合に出られるのが楽しみでした。投球練習の間にマウンドの感覚を掴めたのでそれがよかったと思います。(次回登板は)チームの役に立てるように、自分ができるピッチングをしっかりやっていきたいです」
藤田蒼海(関メディベースボール学院ポニー)
「(この日3安打の活躍)自分の特徴をしっかり出すことができてよかったです。いい感覚で捉えることができました。声を出して盛り上がることができていて、いいチームです。(明日は)チームが優勝に向けて勝つことと、全力で自分のプレーを出していけるように頑張ります」
第11回 BFA U15アジア選手権
大会期間
2023年8月20日~8月26日
オープニングラウンド
8月20日(日)15:00 香港 1 - 21 日本
8月21日(月)19:00 日本(雨天中止)中国
8月22日(火)15:00 日本 15 - 0 パキスタン
8月23日(水)19:00 日本 3 - 0 中国
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
スーパーラウンド
8月24日(木)15:00 チャイニーズ・タイペイ 5 - 6 日本
8月25日(金)15:00 日本 5 - 1 韓国
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
決勝
8月26日(土)19:00 日本 4 - 6 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
開催地
中国(威海市)