7月6日、「第43回 プラハベースボールウィーク」(チェコ・プラハで7月9日まで)が開幕。開幕戦に登場した侍ジャパン大学代表はドイツ代表と対戦し、7対3と快勝発進を果たした。
「第31回 ハーレムベースボールウィーク」(オランダ・ハーレムで7月12日から19日)まで続く欧州遠征初戦は、投打が噛み合う結果となった。
ドイツ代表の先発は、3月の「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表」の第2戦に先発し、侍ジャパントップチームを2回1失点に抑えたマルクス・ゾルバッハ。MLB傘下の3Aまで昇格した経験を持つ身長196センチの大型右腕であったが、大学代表が初回から得点を挙げる。
先頭の飯山志夢(立正大)がセンター前安打で出塁すると、打席にはトップチームに選出された際の3月にもゾルバッハから安打を放っている西川史礁(青山学院大)。ここで西川はゾルバッハの甘く入った変化球を見逃さずにバットを振り抜くと、打球はレフトフェンスを越える先制の2ラン本塁打となった。直前合宿で行われた練習試合2試合では安打が出ないなど不調で、堀井哲也監督からも連日熱心な個別指導を受けていたが、その成果が早くも表れた。
3回に同点に追いつかれた大学代表だったが、直後の4回に主将の印出太一(早稲田大)がレフト前へタイムリーを放って、すぐさま勝ち越し。5回には勝田成(近畿大)と飯山の連打でチャンスを作ると、西川の併殺打の間に勝田が生還。さらに、渡部聖弥(大阪商業大)がセンター前安打でチャンスを広げると、相手の守備のミスや松下歩叶(法政大)のレフト前タイムリーでこの回3点。続く6回にも、西川の闘志溢れるヘッドスライディングが併殺崩れを呼んで、リードを5点に広げた。
開幕投手を任された髙木快大(中京大)は3回に1四球と2安打で同点にこそ追いつかれたものの、その前後のイニングは得点を与えず5回2失点。キレの良いストレートにカーブやスプリットといった縦の変化球も駆使してドイツ代表の反撃を最小限にとどめた。
6回からマウンドに上がった2番手の野口練(近畿大)は7回にソロ本塁打こそ許したが、それ以外の選手は無安打に抑えて、終盤に繋いだ。そして最後は、市川祐(日本大)が8回と9回を1人の走者も出さずに抑えて試合終了。幸先良い快勝を挙げた。
プラハベースボールウィーク第2戦となるチャイニーズ・タイペイ戦は、日本時間7日21時半試合開始の予定となっている。
第31回 ハーレムベースボールウィーク
大会期間
2024年7月12日~7月19日
オープニングラウンド
2024年7月12日(金)22:30 チャイニーズ・タイペイ(雨天順延)日本
2024年7月13日(土)23:15 アメリカ 5 - 9 日本
2024年7月15日(月)2:30 日本 5 - 4 スペイン
2024年7月15日(月)18:30 チャイニーズ・タイペイ 0 - 2 日本
2024年7月16日(火)22:30 イタリア 2 - 8 日本
2024年7月18日(木)2:30 日本 5 - 1 オランダ
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)
準決勝
2024年7月18日(木)22:30 日本 8 - 0 チャイニーズ・タイペイ
2024年7月19日(金)2:30 オランダ 1 - 2 アメリカ
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)
決勝
2024年7月20日(土)2:30 日本 10 - 4 アメリカ
※開始時刻は日本時間(オランダ:時差-7時間)
開催地
オランダ(ハーレム)
出場する国と地域
日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、イタリア、スペイン
第43回 プラハベースボールウィーク
大会期間
2024年7月6日~7月9日
グループA
2024年7月6日(土)21:30 ドイツ 3 - 7 日本
2024年7月7日(日)21:30 日本 3 - 2 チャイニーズ・タイペイ
2024年7月9日(火)2:00 日本 9 - 3 チェコ
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)
決勝
2024年7月10日(水)2:00 日本 5 - 3 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(チェコ:時差-7時間)
開催地
チェコ(プラハ)
出場する国と地域
グループA
日本、チャイニーズ・タイペイ、チェコ、ドイツ
グループB
オーストリア、ギリシャ、ハンガリー、スロバキア、リトアニア