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侍ジャパン代表選手×高校野球/森友哉選手 4度出場した甲子園で「通算5HR、打率.473」スラッガーの高校時代

2015年8月21日

 現在、パ・リーグの若きスラッガーとして注目される森 友哉(埼玉西武ライオンズ)。高卒1年目の昨年は本塁打数6本、2年目は13本と、順調に本塁打数を積み重ねている。今年のオールスターでも、清原和博以来の史上2人目となる10代で本塁打を記録するなど、その高い技量に、熱い注目が集まっている。

 そんな森の非凡な打撃センスが、全国の高校野球ファンに知られるようになったのは、高校2年時に出場した2012年の第84回選抜高等学校野球大会。初戦の相手は150キロ右腕の大谷翔平(北海道日本ハムファイターズ)擁する花巻東。1番・捕手として甲子園デビューを果たした森は、大谷相手に快打をみせる。3回表、無死一塁で回った第2打席。森は、大谷が投じた146キロの高めのストレートを左前安打。絶妙に流し打ちした技ありのヒットを放つ。さらに、7回表の第4打席では、先頭打者で打席に立つと、高めのストレートを上手く捉えて、レフトの頭を超える二塁打を放つ。好投手を完全に攻略したバッティングをみせた。

 また、森を大きく印象付ける活躍をみせたのは、準決勝の健大高崎戦だ。機動力野球が武器の健大高崎だけに、捕手として盗塁は封じたいところ。森が自慢の強肩を見せたのは2回表。健大高崎は、無死から神戸和貴が安打で出塁。神戸は突破口を切り開こうと盗塁を仕掛けたが、森はここで抜群のスローイングを見せて、見事に走者を二塁で刺す。このワンプレーが、エース・藤浪晋太郎(阪神タイガース)を救った。
 藤浪は、その後も好投を続け、7回まで1対0の無失点投球。8回に1点を奪われ、同点とされるも、8回裏。先頭打者として打席に立った森は、1ボールから2球目のストレートを捉え、打球はレフトスタンドへ。森の甲子園初本塁打は、試合を決める勝ち越し打となり、この一打で大阪桐蔭は決勝進出を決めたのだった。

  捕手としても、打者としても、森友哉の力を知らしめた一戦となった。決勝では、光星学院と対戦すると、7対3で勝利を収め、春の選抜大会優勝を果たした。
 2年生捕手・森の活躍は、夏も続く。この年の大阪大会で、チームは4年ぶりの甲子園出場を決めると、第94回全国高校野球選手権大会でも圧倒的な力で勝ち上がっていく。3回戦の済々黌との試合では、1対1で迎えた4回表。1番・森は、好投手・大竹耕太郎(早稲田大)から、インコースのストレートを振り抜くと、打球はそのままスタンドへ吸い込まれていった。これが、森の夏の甲子園での初本塁打。さらに、準々決勝・天理戦でも、2本目の本塁打を叩き込む。決勝戦では、選抜の決勝と同じ相手・光星学院と対戦。エース藤浪のピッチングを引き出して、3対0の完封で勝利を収めた。2年生ながら、1番・捕手として大きな活躍を残し、春・夏の甲子園連覇を経験。
 とくに打撃面の完成度は、高校生のレベルを超えていた。どっしりとした構えは、威圧感があり、ボールを捉えるまでの無駄のないスイングが魅力だ。大きなフォロスルーで打球を飛ばしていく姿はまさにスラッガーそのもの。

 大阪桐蔭といえば、中村剛也(埼玉西武ライオンズ)、浅村栄斗(埼玉西武ライオンズ)、また中田 翔(北海道日本ハムファイターズ)などスラッガーを輩出するチームで有名だが、それでも歴代のOBと比べても、森はボールを捉える能力が当時からずば抜けていた。

 さらに、この年の9月に行われた第25回IBAF 18U世界野球選手権大会にも、2年生ながら出場。森はスタメン捕手として出場を続けてきたが、ある試合で、アクシデントが起こる。第2ラウンドに進出した日本はアメリカと対戦。森は、タッチプレーの場面で、アメリカの走者に2回もタックルを受けてしまう。下手をすれば、大ケガにつながりかねないプレー。その後、U-18世代の国際大会でもタックルプレーは、守備妨害として適用され、禁止行為となった。同大会では、6位に終わった日本だったが、森にとって国際大会の舞台でプレーできたことは、大きな経験となった。

 新チーム以降、キャプテンを任された森は、再び翌春の選抜大会に出場。第85回選抜高等学校野球大会では、2回戦で遠軽と対戦すると、森は5打数4安打の活躍で好発進。しかし大会中、走塁練習をしていた森のふくらはぎに打球が直撃。この負傷により、3回戦はベンチから見守ることに。その後、3回戦の県立岐阜商戦でチームは4対5で惜敗となった。

 その3ヶ月後に行われた夏の大阪大会。森の打撃は好調だった。まず2回戦の大手前戦で本塁打を放つと、その後も快打を連発。25打数10安打、打率.400、9打点の活躍で、決勝で履正社を1対5で下して、自身4度目の甲子園出場を決めた。

 第95回全国高等学校野球選手権記念大会初戦は、日本文理と対戦。森は2回裏、第2打席で、外角ストレートをレフトスタンドへ運ぶ本塁打を放つと、4回裏にも内角ストレートを今度はライトスタンドへ打ち込み、1試合2本塁打を記録。主砲の豪打はチームを勢いづけ、この試合、10対2で勝利。2回戦の日川も4対3で下し、3回戦は明徳義塾と対戦。森はここでも4打数2安打の活躍を見せる。しかし、試合には1対5で敗れ、3季連続優勝は叶わなかった。それでも、最後の夏は14試合を戦い抜き、55打数26安打。本塁打5、打点11、打率.473と、大会注目No.1野手として見事な結果を残した。
 9月には、第26回 IBAF 18Uワールドカップに出場した森は、1次ラウンドのカナダ戦では、木製バットを使って中越え本塁打を放つ。見事な打球に視察に訪れていたスカウトたちも大絶賛だった。

 そして、10月に行われたドラフト会議で、埼玉西武ライオンズに1位指名を受けた森は、プロ入り1年目から一軍で6本塁打を放つなど、順調に主力打者へと成長している。高校3年間で、甲子園へ4度出場し、通算5本塁打。打率.473と圧倒的な数字を残した森は、これからも日本を代表するプレーヤーの一人として、大きな結果を残してくれるだろう。

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開催概要 チケット 放送予定
8月26日(水)18:00 侍ジャパンU-18(高校)代表 2 - 9 侍ジャパン大学代表
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