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試合レポート

侍ジャパンU-18日本代表、佐藤が5安打完封劇!強敵アメリカを下して開幕2連勝!!

2015年8月29日

 第27回WBSC U-18ベースボールワールドカップ、1stラウンド・アメリカ戦が舞洲ベースボールスタジアムで行われ、U-18日本代表が3対0で快勝。開幕2連勝を飾った。

 大会2連覇中の強敵・アメリカ戦。重要な一戦の先発マウンドに上った佐藤世那(仙台育英)は、自慢の鋭く落ちるフォークを武器に2回に3者連続三振を奪うなど、4回まで2安打無失点と快調なピッチングを披露。5回に1死から連打と四球で満塁のピンチを背負うが、後続を狙い通りのセカンドゴロ併殺打に仕留めてガッツポーズを見せた。
 するとその裏、4回までわずか1安打に抑えられていた打線が奮起する。先頭の伊藤寛士(中京大中京)がヒットで出塁すると、続く郡司裕也(仙台育英)がしっかりと送りバントを成功させ、得点圏にランナーを進める。ここで、大会前に西谷浩一監督がキーマンの一人に挙げていた津田翔希(浦和学院)が「(佐藤)世那がいいピッチングをしてたんで1点取ってやりたかった。相手ピッチャーは角度ありましたし、ボールも速かった。いつもよりバットを短く持って、上から打つ感じで打ちました」とライト前に弾き返して1点を先制した。
 この1点で勢いに乗ったU-18日本代表は、2死から四球で出塁した舩曳海(天理)が執拗な牽制をかいくぐって盗塁を決めると、オコエ瑠偉(関東一)の内野安打の間に俊足を飛ばして一気に生還して2点目。さらにオコエが相手投手のモーションを完璧に盗んで2塁へ進むと、2死1、2塁の場面で相手の牽制に飛び出しながらも、相手の挟殺プレーが乱れる間に果敢に本塁へ突入。「リーチが自分の持ち味なので」と、スピードの乗ったまま巧みなスライディングで捕手のタッチをかわして3点目のホームをかすめ取った。

 援護をもらった先発の佐藤は、6回にも3者連続三振を奪うなどアメリカ打線に付け入る隙を与えず、最後までマウンドを1人で守り抜いて5安打9奪三振の完封劇。「(5回1死満塁の)ピンチでは気持ちで負けないように強い気持ちで投げました。アメリカは落ちるボールに目が慣れてなかったのかボール球を振ってくれた。今日は自分の持っているいいもの出せたかな」と佐藤。甲子園準V投手の実力を如何なく発揮した。
 小雨がぱらつく中、打線は両チームともに5安打ずつだったが、小技とスピードを全面に押し出した野球で局面を打開したU-18日本代表が見事な勝利。次戦はAグループ首位の座をかけて、2勝0敗で並ぶオーストラリアとぶつかる。

侍ジャパンU-18代表 2015

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第27回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ

大会概要 チケット 放送予定

壮行試合

開催概要 チケット 放送予定
8月26日(水)18:00 侍ジャパンU-18(高校)代表 2 - 9 侍ジャパン大学代表
阪神甲子園球場

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