![グラウンドに一礼する侍ジャパン女子代表の選手たち](/img/news/press/20160831_1_1-1.jpg)
![雨のため室内練習場を使ってのアップ](/img/news/press/20160831_1_1-2.jpg)
![中島梨沙コーチに柔軟を厳しくチェックされる笹沼菜奈(平成国際大3年)](/img/news/press/20160831_1_1-3.jpg)
![鬼ごっこで心と体を温める侍ジャパン女子代表](/img/news/press/20160831_1_1-4.jpg)
![清水稔コーチの指示を聞く侍ジャパン女子代表](/img/news/press/20160831_1_1-5.jpg)
![凛々しくスイングする有坂友理香(アサヒトラスト)](/img/news/press/20160831_1_1-6.jpg)
![カウントを意識したバッティング練習をする川端友紀(埼玉アストライア)](/img/news/press/20160831_1_1-7.jpg)
9月3日に韓国・釜山で開幕する「第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ」。5連覇へ向けて、神奈川県内で3日間に及ぶ最終合宿中の侍ジャパン女子代表。8月30日の2日目は台風の影響により低い雲が垂れ込めた中で始まった。
アップを始めたところで雨が本降りになったため、前半は敷地内の室内練習場に移動して行われた練習は、鬼ごっこで体と心をほぐすなどのアップを行った後、野手陣はバッティング練習へ。大倉孝一監督、清水稔コーチ、中島梨紗コーチがバッティングピッチャーを務めたりトスを上げたりしながら、一人一人に声をかけ、気持ちを盛り上げる。
この期待に応えんと、選手たちは鋭い眼光と共に快音を響かせるだけでなく、大会5連覇への肝とされるであるバント、スクイズの練習にも怠りなく取り組んでいた。
![侍ジャパン女子代表投手陣は外で里綾実(兵庫ディオーネ)を中心にトレーニング](/img/news/press/20160831_1_2-1.jpg)
![侍ジャパン女子代表選手総出でグラウンド整備にあたる](/img/news/press/20160831_1_2-2.jpg)
![ブルペンに入る吉井萌美(アサヒトラスト)](/img/news/press/20160831_1_2-3.jpg)
![サードから送球する六角彩子(侍)](/img/news/press/20160831_1_2-4.jpg)
![力投する荒木未来(アサヒトラスト)](/img/news/press/20160831_1_2-5.jpg)
![雨の中でも力強く構える石田悠紀子(新波)](/img/news/press/20160831_1_2-6.jpg)
![ワールドカップ本番でもありえる足場の悪い中でプレーする侍ジャパン女子代表](/img/news/press/20160831_1_2-7.jpg)
一方の投手陣は、雨が小降りになってきたところでグラウンドへ。キャッチボールを行った後、投手陣のチームリーダー・里綾実(兵庫ディオーネ)を中心にランメニューに移行。チーム最年少の清水美佑(埼玉栄高3年)も先輩たちに交じり、堂々としたふるまいで各種メニューをこなしていた。
練習開始から1時間半後には、雨脚も完全に弱まりグラウンド状態も回復。侍ジャパン女子代表の選手たち総出でグラウンド整備を行った後、後半は予定通りのメニューを消化していく。
シートノック後、ケースバッティングのメインテーマは守備位置やピッチャーのカバーなどの守備面。最後はスクイズと走塁。大倉監督も走者としてプレーする選手の後ろに付き、プレーが行われるたびにコーチや監督・選手同士で話し合い。細かい部分まで念入りな確認が繰り返された。指揮官はその意図をこう語る。
「ヒットを積み重ねて得点を奪うというのは、ピッチャーが良くなれば良くなるほど難しくなる。だからヒット以外でも進塁を狙うんです。これは選手たちにも浸透しています」
![ケースバッティングでも実戦さながらの緊張感が漂う](/img/news/press/20160831_1_3-1.jpg)
![ダイナミックなフォームで投げる清水美佑(埼玉栄高3年)](/img/news/press/20160831_1_3-2.jpg)
![選手たちの状態を見つめる侍ジャパン女子代表・大倉孝一監督](/img/news/press/20160831_1_3-3.jpg)
![中島梨沙コーチから細かい指示がなされる](/img/news/press/20160831_1_3-4.jpg)
![侍ジャパン女子代表のキャッチャー陣3名](/img/news/press/20160831_1_3-5.jpg)
![侍ジャパン女子代表・大倉孝一監督からプレーの確認、注意点が告げられる](/img/news/press/20160831_1_3-6.jpg)
![侍ジャパン女子代表最終合宿第2日の締めはスクイズの確認](/img/news/press/20160831_1_3-7.jpg)
加えてこの日は過去の大会直前合宿同様に「大会に一度、あるかないか」というレアケースで使うトリックプレーの練習も。
「滅多にやらないし、出す機会はないかもしれないけれど、準備だけはしておきたい。頭の片隅に置いておいてもらえればいいし、このサインが出た時は腹をくくってくれ。俺も覚悟をして出す!」
大倉監督の包み隠さぬ言葉に選手たちの顔も真剣さを帯びていった。
練習後、木漏れ日から光が差すグラウンドを見つめながら大倉監督は少し安堵の表情で第2日の練習を振り返る。
「明日は細かい部分はやらず、コンディショニングを大事に簡単な練習をしたいと思っていたので、今日グラウンドが使えて本当に良かった。細かい確認は実際にやらないとわかりませんから」
明日、8月31日はいよいよ強化合宿最終日。「きめ細かい野球」の肝を入れ、いよいよ臨戦態勢に入った侍ジャパン女子代表は、大会5連覇へのラストピースを入れにいく。
里 綾実選手(兵庫ディオーネ)ピッチング紹介動画
第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ
大会概要
第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ 出場選手(2016年7月10日発表)
大会期間
2016年9月3日~11日
オープニングラウンド
9月3日(土)19:00 カナダ 2 - 8 日本
9月4日(日)14:00 日本 12 - 0 オランダ
9月5日(月)14:00 日本 18 - 0 インド
スーパーラウンド
9月7日(水) 14:00 ベネズエラ 2 - 7 日本
9月8日(木) 19:00 日本 10 - 0 チャイニーズ・タイペイ
9月9日(金) 19:00 日本 10 - 0 オーストラリア
9月10日(土)14:00 日本 6 - 0 韓国
決勝
9月11日(日)18:00 日本 10 - 0 カナダ
会場
韓国釜山広域市キジャン郡
侍ジャパン女子代表候補 マドンナジャパン座談会
【第1回】マドンナジャパンの注目3選手の素顔
【第2回】3選手がそれぞれに感じる女子野球界の変化を語る>
【第3回】マドンナを目指す全国の野球女子たちに伝えたいこと
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