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緊張感あるムードの中特別メニューで練習を開始 手投げによるノックも実施

2017年8月30日

「第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(カナダ・サンダーベイ)に出場する侍ジャパンU-18代表が8月29日(現地時間)の13時からカナダ・サンダーベイで約2時間、初練習を行った。この日の練習会場はメーン会場の「ポートアーサー」ではなく、もう一つの「セントラルボールパーク」。メーンとサブ球場があり、周囲は白樺に囲まれ、空気も澄みきっていた。強い日差しが降り注ぐも、湿気がないため、過ごしやすい陽気だった。この日はサブで行われたが、ちょうど、バックネット新設の工事も急ピッチで進められていた。

 さて、チームは前日の深夜に現地へ到着。この日は小枝守監督が「体調からの回復がメーン」と、日本と13時間ある時差を解消するための場として使われた。ただ、あくまで「調整」とはいえ、当初予定していたメニューをこなすことができなかった。
 前日、経由地のトロント空港で預けたチーム用具の一部(バット、キャッチャー用具、ボールの一部、その他、選手と関係者のスーツケースも5組)が、トラブルによりサンダーベイ空港で手元に届かなかったのだ。

「土質、(グラウンド)形状の準備をしようかと思いましたが、大藤先生(敏行、ヘッドコーチ)に取り仕切って進めてもらいました」(小枝監督)と急きょ"特別メニュー"。
 ウォーミングアップ、キャッチボールの後は投手、内野手(捕手含む)、外野手に分かれた。投手はランニング、内、外野手は手投げによるノック。2人のアシスタントコーチが「三遊間!」「ファースト一塁線!」とのかけ声で、実戦に近い打球を投げる。受ける側も、例えば三塁の安田尚憲(履正社)は「はい、ノッカー!!」と、緊張感あるムードを作り上げていた。同球場は内野天然芝であり、日本のような全面土のグラウンドとは打球スピードが異なる。本来はノックで確かめたいところだったが、守備に定評のある遊撃手の小園海斗(報徳学園)は、ショートバウンドに打球を合わせる器用さを見せていた。

 仮想ノックの後は走塁練習。一、二、三塁のスタートを入念にチェック。できる限りのメニューをこなし、初日の練習を終えた。幸い、この日までにサンダーベイ空港に未到着だった荷物が届くことが判明。9月1日の開幕まで2日。明日(30日)、明後日(31日)は通常のメニューがこなせる。一安心である。

 この日の練習を見ても分かるように、こうした不測のアクシデントにも小枝監督は冷静に対処。「何があっても動じない。トラブルはあって当たり前。仕方ないです」と落ち着いた口ぶりが印象的であった。選手たちの反応を聞いても、努めて前向きにとらえている。
「あんまり気にしていないです。まあ、でも打ちたかったですけどね。ちょっと空けるのはイヤっていうか、ずっと打っていたかったですけど……。まあこれもこれで、良い経験ができた。なかなかない、良い思い出です」(清宮幸太郎主将、早実)
「海外は初めてです。あってはいけないですけど、そういうこともある。対応しながら練習していきたい。ただ、キャッチャー用具はつけていないと不安です。(届くのが)恋しいです」(中村奨成、広陵)

 秀岳館から2人選ばれた川端健斗と田浦文丸は不運なことに、スーツケースが届かなかった。川端は今朝届いたが、田浦は到着せず、チームメートから服を借りたという。
「予備の練習着があったので、靴下は川端から借りました。今日は昨日と同じ下着。これから買いに行ってもらいます。寝巻のズボンは丸山(和郁、前橋育英)に借りた。ついてない?そうですね。こういうこともあるんだな、と」

 初日は「時差ボケ対策がメーン」と思えば、何のマイナスにもならない。これまでは、当たり前のように準備されていた"道具のありがたみ"が分かる貴重な時間となったはずだ。

第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ

大会概要 出場選手 放送予定

大会期間

2017年9月1日~9月11日

オープニングラウンド
9月1日(金)22:30 メキシコ 1 - 10 日本
9月3日(日)5:00 日本 0 - 4 アメリカ
9月4日(月)6:00 日本 7 - 2 キューバ
9月5日(火)3:00 オランダ 1 - 3 日本
9月5日(火)22:30 日本 12 - 0 南アフリカ
※開始時刻は日本時間(サンダー・ベイ:時差-13時間)

スーパーラウンド
9月7日(木)22:30 日本 4 - 3 オーストラリア
9月9日(土)6:00 日本 4 - 6 カナダ
9月10日(日)2:00 韓国 6 - 4 日本
※開始時刻は日本時間(サンダー・ベイ:時差-13時間)

3位決定戦
9月11日(月)1:00 カナダ 1 - 8 日本
※開始時刻は日本時間(サンダー・ベイ:時差-13時間)

開催地

カナダ サンダー・ベイ

参加国

グループA
カナダ、韓国、チャイニーズ・タイペイ、オーストラリア、イタリア、ニカラグア

グループB
日本、アメリカ、キューバ、メキシコ、オランダ、南アフリカ

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