11月9日から中国広東省の中山市で開催される「第2回 BFA 女子野球アジアカップ」に出場する侍ジャパン女子代表・U-18マドンナジャパン。9月7日から11名の選手を集め兵庫県淡路島で開催した「関西合宿」に続き、9月14日には都内の練習場にて2日間に渡る関東合宿をスタートさせた。
この日集ったのは、東日本の高校に所属する9名の選手。ウォーミングアップの後には中本真也トレーナーの指導の下、ダッシュやストレッチなど様々なメニューを1時間ほど。体幹トレーニングでは中本トレーナーから「体勢が崩れてきたけど笑ってごまかさない」と激励が飛ぶ中、選手たちは日本代表の責任感を胸に秘めメニューをこなした。
トレーニング終了後には「思ったことを実際に体で動かすことができるようになって欲しいと思いメニューを組みました。はじめはやったことのない動きで戸惑いもあったようですが、みんなだんだん出来るようになっていました」と対応力の高さを明かしてくれた中本トレーナー。
その後は関西合宿初日同様に、3時間にわたり基礎身体能力・スイング解析・送球スピード・10メートルダッシュ・30メートルダッシュのタイムを測定し、また4投手は加えて球速・回転数・回転軸の測定を実施。選手たちは自身の課題を見つけるため、意欲的に測定を行った。
その様子をつぶさに見守っていた長野恵利子監督。練習後には「関西合宿では練習の前に、日本代表としての自覚について話をする時間を設けました。それに対し今日は時間を作ることが出来ませんでしたが、それでも各自がしっかりと自覚を持って出来ていたと思います」と語り、選手たちの振る舞いに安心した様子を見せた。
一方、埼玉栄高校では主将としてチームを引っ張った石垣麻弥乃選手(3年)は「トライアウトでは緊張した中でもみんなと仲良くなることができたので、今日はリラックスしてできました。選手間でもしっかりとコニュニケーションを取れています」と話した上で、「明日はグラウンドでの練習なので、技術面でもしっかりコミュニケーションを取っていきたいと思います」と意気込みを述べた。
練習後には宿舎に移動し、改めて自覚と責任を確認した9選手は、最終日となる15日に都内のグランドにて技術面の連携を含む練習を行う予定。10月18日から関西地区で3日間にわたって全20選手が参加する直前合宿に向け、限られた人数と時間の中で大会連覇への準備を整えていく。
第2回 BFA 女子野球アジアカップ
大会期間
2019年11月9日~11月15日
オープニングラウンド
11月9日(土)11:00 日本 16 - 0 インド
11月10日(日)14:00 パキスタン 0 - 38 日本
11月11日(月)20:00 日本 20 - 0 中国
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
スーパーラウンド
11月13日(水)20:00 日本 16 - 1 チャイニーズ・タイペイ
11月14日(木)14:00 日本 18 - 2 フィリピン
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
決勝
11月15日(金)19:00 日本 2 - 1 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
開催地
中国・広東省中山市
出場国
グループA
日本、中国、インド、パキスタン
グループB
チャイニーズ・タイペイ、韓国、香港、フィリピン