11月9日、第2回 BFA 女子野球アジアカップ(11月9日~15日/中国・広東省中山市)が開幕。侍ジャパン女子代表・U-18マドンナジャパンはオープニングラウンド第1戦をインドと対戦し、16対0の4回コールド勝ち、大会連覇へ向けて好スタートを切った。
開幕戦のマウンドを任されたのは亀田織音(札幌新陽高)。先頭のB.GEETAをピッチャーゴロに打ち取ると、その後も安定したピッチングで初回を三者凡退に抑えた。 1回裏、先頭の藤原和那子(福井工業大学附属福井高)がセンター前ヒットで出塁すると、続く山中陽奈乃(福知山成美高)がセンターの頭を越えるスリーベースを放ち早速先制。さらに小櫃莉央(花咲徳栄高)のショート内野安打で1点を追加した後、相手のワイルドピッチや四球も重なり、この回一挙13点と早くも試合を決定付けた。
打線は米谷奈月(神戸弘陵学園高)の2点タイムリーヒットなどで追加点を奪い合計13安打16得点。投手陣は先発・亀田織音が3イニングを無安打、4回に登板した時田怜奈(横浜隼人高)もヒットを許さず、パーフェクトリレーでコールド成立と投打に力の差が出た結果となった。
その後チームは全員でチャイニーズ・タイペイ対韓国戦を観戦した後、夜には大会開会式に参加。明日10日はオープニングラウンド第2戦パキスタン戦が日本時間14時から予定されている。
監督・選手コメント
長野恵利子監督
「ワンサイドゲームという形でしたが、ボールが遅いので何人か手打ちになっている選手もいて、点差があるから大振りするのではなく、こういう時こそ今まで練習で行ってきた強いゴロを打つ気持ちでと話をしました。選手は初めての国際試合となりますが、次のゲームのことを考えて見逃し一つでもしっかりとタイミングをとるなど、将来トップチームの日の丸をつけて戦う時に活かせる技術を身につけて欲しいと思います」
坂口英里主将(神村学園高)
「初回に13点も取れるとは思っていなかったのですが、想像以上に攻撃がつながりました。一番打者の藤原が「呼び込んで打つ」という理想のバッティングをしていて、それを見て打席に入ることができました。点差が開いたときのルールや間合い、審判が外国の方など普段と違う部分はありましたが、問題なく試合に臨めました」
第2回 BFA 女子野球アジアカップ
大会期間
2019年11月9日~11月15日
オープニングラウンド
11月9日(土)11:00 日本 16 - 0 インド
11月10日(日)14:00 パキスタン 0 - 38 日本
11月11日(月)20:00 日本 20 - 0 中国
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
スーパーラウンド
11月13日(水)20:00 日本 16 - 1 チャイニーズ・タイペイ
11月14日(木)14:00 日本 18 - 2 フィリピン
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
決勝
11月15日(金)19:00 日本 2 - 1 チャイニーズ・タイペイ
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
開催地
中国・広東省中山市
出場国
グループA
日本、中国、インド、パキスタン
グループB
チャイニーズ・タイペイ、韓国、香港、フィリピン