8月28日、「第6回 WBSC U-15 ワールドカップ」（コロンビア・バランキージャ）で初優勝を果たした侍ジャパンU-15代表が帰国。千葉県のホテルで優勝記者会見を行い、井端弘和監督らスタッフ、選手たちが喜びを語った。大会前に右肩の負傷で離脱した今井幹太朗（東京城南ボーイズ）も出席。20選手全員とスタッフで笑顔があふれた。
井端監督は「世界一になると掲げてやってきたので初優勝という結果で帰ることができて良かったです」と安堵し、「（昨年まで指揮を執った）U-12代表のW杯２回では初戦を勝てなかったのですがU-15W杯では初戦が取れた。苦しい試合でしたが、勝利できたことが大きかったです」と印象深い試合の1つとして挙げた。一方で、「打つ・守るという個々の能力では世界に十分通用する選手が出てきていますが、チームプレーではもう少しやれることはありました。打つ・守るだけではないところ。特に課題は走塁ですね」と、将来性豊かな選手たちに宿題を与えた。
そして「野球面も生活面も精神面も成長して帰ってきました」と選手たちを笑顔で称えた。
選手たちも喜びを一様に語り、主将の新井悠河（藤岡ボーイズ）は「まだ侍ジャパンとして優勝したことが無かった大会なので嬉しい」、最優秀選手・最優秀守備賞の川上慧（明石ボーイズ）は「自分自身獲れると思っていなかった賞なので、選んでいただいてとても嬉しいです」と話すなどした。
最後に井端監督からは「これに満足せず次の世代の侍ジャパンに入って欲しいですし、トップチームにも入って来て欲しいです」、吉見一起コーチからは「結果が出た投手、出なかった投手がいますが、何が通用して、何が通用しないと感じたものが各々あったと思います。良かったところは伸ばし、必要だと思ったことは課題として練習に取り組んでもらえれば」とエールが送られた。
その後は集合写真撮影、さらに選手の家族も混じって集合写真撮影、解団式が行われ、充実の日々を満面の笑顔で終えた。
第6回 WBSC U-15 ワールドカップ
大会期間
2024年8月16日～8月25日
オープニングラウンド（グループA）
8月17日（土）9:00 日本 12 - 9 ドミニカ共和国
8月18日（日）5:00 イタリア 3 - 8 日本
8月19日（月）9:00 コロンビア 3 - 14 日本
8月20日（火）5:00 日本 14 - 0 グアム
8月21日（水）0:30 日本 4 - 2 プエルトリコ
※開始時刻は日本時間（コロンビア:時差-14時間）
スーパーラウンド
8月23日（金）5:00 日本 5 - 6 チャイニーズ・タイペイ
8月24日（土）5:00 日本 6 - 1 メキシコ
8月25日（日）5:00 日本 7 - 2 ニカラグア
※開始時刻は日本時間（コロンビア:時差-14時間）
決勝
8月26日（月）9:00 日本 7 - 6 プエルトリコ
※開始時刻は日本時間（コロンビア:時差-14時間）
開催地
コロンビア（バランキージャ）
出場する国と地域
グループA
日本、ドミニカ共和国、プエルトリコ、コロンビア、イタリア、グアム
グループB
メキシコ、チャイニーズ・タイペイ、ベネズエラ、オランダ、ニカラグア、南アフリカ
