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試合レポート

小池樹里がタイムリーを放つもアメリカに敗れてU-15W杯連覇ならず 銅メダルかけて3位決定戦へ

2026年10月4日

 日本時間10月4日、「ラグザス presents WBSC U-15野球ワールドカップ2026」(メキシコ・メリダで日本時間10月5日まで)のスーパーラウンド最終戦が行われた。決勝進出のためには勝つしかなかった侍ジャパンU-15代表だったが、アメリカに1対4で敗れて3位決定戦に回ることとなった。

 スーパーラウンド最終日はアメリカと日本が3勝1敗、ドミニカ共和国、メキシコ、チャイニーズ・タイペイが2勝2敗、ニカラグアが0勝4敗の状態から始まった。そして、日本が敗れているドミニカ共和国が第1試合でチャイニーズ・タイペイに勝ったため、日本はアメリカ戦で敗れると、当該対戦成績や3チームで勝敗が並んだ際の得失点率でもドミニカ共和国を上回れないこととなり、決勝進出は勝利が必須条件の中で始まった。また、対するアメリカも敗れると決勝進出が無くなるという状況もあり、お互いの緊張感が高い中で試合は始まった。

 先発のマウンドを任されたのは大森剛監督から「投打の軸」と期待されている成川蒼空(青森山田リトルシニア)。2回まで3三振を奪い、四球で出た走者が盗塁を仕掛けると捕手の関蓮太郎(多摩川ボーイズ)が刺すなど、良い流れで相手打線を抑えた。
だが3回、先頭打者に四球を出してしまい、犠打で送られ1死二塁のピンチを招く。ここで成川は続く打者をサードフライに打ち取るも、1番のレイ・ハンターと3番のパクストン・スコギンにタイムリーを浴びて2点の先制を許した。成川は「四球から失点したことと、流れを切れなかったことが悔しいです」と唇を噛んだ。

 反撃したい打線は1回から4回まで毎回走者を出すも得点を奪えず。5回も先頭の工藤未來(狭山西武ボーイズ)が四球で出塁するも、捕手ジェイコブ・レイエスの牽制球に刺されてしまった。
 しかし、土山碧斗(兵庫伊丹ヤング)が粘って四球をもぎ取ると、すぐさま二盗にも成功。このチャンスで小池樹里(多摩川ボーイズ)が「(工藤)未來のミスをカバーしようという気持ちでした」と振り抜いた打球は一、二塁間を破るタイムリーとなり1点差。ベンチのムードは最高潮に達し、相手先発左腕のノア・オスターマンをマウンドから降ろした。
 そんな押せ押せムードの中で立ちはだかったのが2番手右腕のノア・ヴァーザルだ。196センチの長身から投げ下ろされる最速90マイル(約144.8キロ)のストレートを中心とした投球の前に、井端巧(多摩川ボーイズ)と三ツ井蓮(取手リトルシニア)の1・2番が共にフライに打ち取られ同点に追いつくことができず。
 6回も三者凡退に抑えられると、その裏から登板した原悠翔(多摩川ボーイズ)が2本のタイムリーを浴びて2点を失い、1対4と点差を広げられてしまった。
最終7回も2死から代打の神山大地(SKポニー)が冷静に四球を選ぶも、最後は小池がファーストファウルフライに打ち取られて試合終了。2大会連続2回目の優勝は果たせず、選手たちは一様に肩を落とし、涙を流す選手もいた。

 それでも翌日の大会最終日には、オープニングラウンド第4戦で激戦の末にサヨナラ勝ちした地元・メキシコとの再戦となる3位決定戦(日本時間10月5日2時試合開始予定)が控える。選手たちと首脳陣はホテルに帰ってすぐさま課題を共有。成川が「ここまできたら経験だけでなくメダルを持って帰りたいです」と力強く語ったように、気持ちを新たにして銅メダル獲得を目指す。

監督・選手コメント

大森剛監督

「パワーと体格、スピードの差が大きかったですね。そこに対して柔よく剛を制すということをテーマに戦いましたが、力でねじ伏せられてしまいました。(フライアウトが10個)低く強い打球を打つことをテーマにしてきたのですが、それ以上に140キロから145キロの球、日本ではあまり見ない角度と速度の球への対応が難しかったですね。3位決定戦で勝って終われるチャンスがありますし、彼らの中学野球最後の試合となると思うので思いきってプレーして欲しいです」

原悠翔(多摩川ボーイズ)

「(2番手としてマウンドに上がるも2失点)アウトを取るべきところで取れませんでした。エンドランを仕掛けられたので、もっと周りが見えていればよかったなと思います。(1本目のタイムリーは)変化球が高かったかなと思います。外に逃げていくような球の方が良かったかもしれません。(2本目のタイムリーは)コントロールを意識して威力が落ちたのかなと思います。今日の負けを活かして頑張っていきたいです」

和田健吾(東海中央ボーイズ)

「(3打数1安打)アメリカが強かったですし、先制タイムリーのところで本塁を刺せず、送球が引っかかってしまい悔しいです。やれることをやったら勝てたと思います。U-12W杯に出場した際も3位決定戦で負けていますし、このメンバーでここまでやってきたので、あと1試合全員で、全力で戦いたいです」

ラグザス presents WBSC U-15野球ワールドカップ2026

大会概要  出場選手

大会期間

2026年9月26日~10月5日

オープニングラウンド(グループA)
9月26日(土)1:30 南アフリカ 0 - 16 日本
9月27日(日)7:00 日本 10 - 0 ドイツ
9月28日(月)4:00 キューバ 1 - 11 日本
9月29日(火)10:30 日本 5 - 4 メキシコ
9月30日(水)6:00 日本(延期)ドミニカ共和国
10月1日(木)1:00 日本 1 - 7 ドミニカ共和国
※開始時刻は日本時間、メキシコ(メリダ):時差-15時間

スーパーラウンド
10月2日(金)1:30 日本 11 - 1 ニカラグア
10月3日(土)6:00 チャイニーズ・タイペイ 4 - 5 日本
10月4日(日)6:00 アメリカ 4 - 1 日本
※開始時刻は日本時間、メキシコ(メリダ):時差-15時間

3位決定戦
10月5日(月)2:00 メキシコ - 日本
※開始時刻は日本時間、メキシコ(メリダ):時差-15時間

開催地

メキシコ(メリダ)

出場する国と地域

グループA
日本、メキシコ、ドミニカ共和国、キューバ、ドイツ、南アフリカ
グループB
チャイニーズ・タイペイ、アメリカ、ベネズエラ、オーストラリア、ニカラグア、チェコ

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