9月4日、「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ」(沖縄県で9月5日から14日)に出場する侍ジャパンU-18日本代表が沖縄セルラースタジアム那覇で大会公式練習を行い、小倉全由監督は公式記者会見に出席した。







15時から1時間半割り当てられた公式練習では野手は主に打撃練習、投手は各自で調整をした。打撃練習では大学代表戦との壮行試合で3打数無安打だった今岡拓夢(神村学園)が力強い打球を複数回放つなど、各選手の順調な調整ぶりが目立った。
開幕戦となるオープニングラウンド初戦のイタリア戦は、9月5日18時半から試合開始予定。
大事な開幕投手は森下翔太(創成館)に決まった。森下は「勝利に導けるように自分の投球をしたいです」と抱負を述べ「いつでも行ける準備をしていたので嬉しいです」と喜んだ。目指す「自分の投球」は強気の投球。「緊張せず強い気持ちを持って臨みたいです」と、精神面が重要という旨を重ねて話した。
国際大会仕様の硬いマウンドには「硬い方が好きです」と問題ない様子で、調子についても「沖縄電力戦で4点を取られてしまいましたが、大学代表戦、沖縄県高校選抜では変化球のコントロールを修正できました」と自信を持って、大舞台に臨む。
主将を務める阿部葉太(横浜)も「日本開催ということで注目度も高く楽しみです」と意気揚々。「良い形で準備ができています」と手応えを語り、具体的には、木製バットへの対応ができ、壮行試合2試合でも多くの安打(計16回で16安打)が出ている点を挙げた。加えて「走塁から圧をかけて、足を絡めて戦いたいです」と話したように、日本野球の持ち味であるスピードも存分に生かして世界の強豪たちに立ち向かっていく。






いよいよ始まる連覇をかけた戦い。地元開催の後押しも背に受け、持ち味を存分に発揮し、再び頂点を目指す。
監督コメント
小倉全由監督
「練習初日から比べるとバットが振れるようになってきていますし、投手も沖縄電力、大学代表、沖縄選抜とやらせていただいたので良い練習ができました(開幕投手を森下に決めた理由)1番はコントロールが良いということですね。また、ストレートのキレも素晴らしいですから。(イタリア代表の印象)全然わからないので相手というよりも自分たちの100パーセントを出してくれたらと思います。優勝に向けて1つひとつ勝っていきたいです」
ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ
大会期間
2025年9月5日~9月14日
オープニングラウンド(グループA)
9月5日(金)18:30 日本 - イタリア
9月6日(土)18:30 日本 - 韓国
9月7日(日)14:00 キューバ - 日本
9月8日(月)18:30 日本 - 南アフリカ
9月9日(火)18:30 プエルトリコ - 日本
スーパーラウンド
9月11日~9月13日
3位決定戦・決勝
9月14日
開催会場
沖縄セルラースタジアム那覇、糸満市西崎球場
出場する国と地域
グループA
日本、韓国、プエルトリコ、キューバ、イタリア、南アフリカ
グループB
チャイニーズ・タイペイ、アメリカ、パナマ、オーストラリア、ドイツ、中国
侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表
侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 沖縄県高校選抜
試合日程
2025年8月31日(日)18:00 高校日本代表 1 - 8 大学日本代表
2025年9月2日(火)18:30 沖縄県高校選抜 3 - 4 高校日本代表
開催会場
沖縄セルラースタジアム那覇
出場チーム
高校日本代表、大学日本代表、沖縄県高校選抜