10月25日、「第4回 BFA 女子野球アジアカップ」(10月26日~11月2日まで中国・杭州)の公式練習が行われ、侍ジャパン女子代表は大会会場となる蕭山瓜瀝棒球場とサブグラウンドで汗を流した。

前日に移動し、現地ではこの日が初練習。まず、中島梨紗監督は「いろんな環境に慣れてベストで臨めるようにしていこう」と選手たちに伝えた。
そんな中で選手たちはサブグラウンドでのアップや打撃練習からも元気よく行い、メイン球場でも活気のある雰囲気でシートノックなどが行われた。
特に富田彩加(桃山学院大)は中島監督が「元気あって反応も良く、ああいう選手がもっともっと増えてきたらいいです」と話す元気印。富田自身も「大学でも盛り上げ役かつプレーでも引っ張るという形でやってきているので、元気にチームを鼓舞していきたいです」と意欲十分。この日もハツラツとしており、中島監督も「(選考時から)明るいムードメーカーだと思っていたので、もっともっと前に出てきてくれてもいい」と期待した。
また、中国の食事に苦労している選手もいるが、富田は「美味しくいただいています」と笑顔で語り、それを聞いた中島監督も「さすが」と笑った。そして「食事や睡眠、体調と言ったところもクリアしないと世界では戦っていけないので、そういうタフネスさは求められますね」と選手たちに望む姿を語った。

開幕戦となるオープニングラウンド(グループB)の初戦はスリランカと日本時間26日10時から行われる。開幕投手に中島監督は「今大会のエースなので、しっかり初戦を良い形で入れるようにと任せました」と柏崎咲和(大阪体育大)を指名。柏崎も「大学生の侍ジャパン女子代表としての初めての試合という大事な場面を任せてもらえたので、自分の役割をしっかり果たしていきたいです」と意気込んだ。大会4連覇に向けた戦いがいよいよ始まる。
監督・選手コメント
中島梨紗監督
「グラウンド状況などいろんなことを確認できました。(柏崎)今年の春の大会も夏の大会も見てきて状態が良いと思います。(今大会は)相手の情報やレベルが分からないですが、全力で試合に入っていくことだけを考えていきます」
柏崎咲和(大阪体育大)
「今朝、開幕戦の先発と言われました。(球場のマウンドは)日本に比べて土が独特。硬いのですが粘り気のある感じです。硬めの方が好きなので良いイメージはできています。(王者として)アジアカップを3連覇していますし、世界的にも日本の野球は目標にされていると思うので、堂々とした日本らしい野球が初戦からできたらと思います」
第4回 BFA 女子野球アジアカップ
大会期間
2025年10月26日~11月2日
オープニングラウンド(グループB)
10月26日(日)10:00 スリランカ - 日本
10月27日(月)16:00 日本 - フィリピン
10月28日(火)16:00 韓国 - 日本
10月30日(木)16:00 日本 - インドネシア
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
スーパーラウンド
10月31日~11月1日
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
決勝・3位決定戦
11月2日
※開始時刻は日本時間(中国:時差-1時間)
開催地
中国(杭州)
出場する国と地域
グループA
チャイニーズ・タイペイ、香港、中国、インド、タイ
グループB
日本、韓国、フィリピン、インドネシア、スリランカ























