沖縄キャンプ視察最終日の9日、稲葉監督は久米島(東北楽天)を訪れた。
午前10時に久米島野球場に到着すると、早速、稲葉監督の現役時代の監督でもあった梨田監督から歓迎を受けた。稲葉監督は「梨田監督とは昔話や、代表チームのコーチもされていたので代表の大変さや、難しさといった話もさせていただきました」と語り、その後グラウンド上では、「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」で外野・守備走塁コーチとして稲葉監督を支えた、清水一軍外野守備走塁コーチとも再会、時折笑みを浮かべながら、話し込む様子が見られた。







今回の視察で稲葉監督が最も時間を割いたのは、ブルペンだった。メイングラウンドでウォーミングアップを終えた投手陣が次々と登場。代表経験のある則本昂大、松井裕樹をはじめ、岸孝之、美馬学、戸村健次、高梨雄平、2年目の藤平尚真、ルーキーの近藤弘樹、渡邊佑樹らが、同じく侍ジャパンでの経験も豊富な嶋基宏などを相手に次々に投げ込む豪華な顔ぶれとなり、稲葉監督はおよそ90分間にわたり投球練習を静かに見守った。
視察後、報道陣から気になる選手はいたかとの質問に対して稲葉監督は、「何人かいました。藤平投手は成長段階だと思いますが、良い球を投げていましたし、今後が楽しみです。高梨投手はスリークウォーター気味でシュートボールを持っていますし、スライダーも独特の曲がり方をします。左打者には有効なのではないでしょうか。気持ちも強い選手なので、国際試合でも海外の打者にも通用すると思います。自分が対戦しても嫌だなと感じました。今後が楽しみです」と答えた。
また、代表経験のある則本、松井、嶋については、「彼らが中心の選手に変わりないですし、誰もが認める実力を持っています。あれだけの選手なので大いに期待しています。この時期にあれだけ力強い球を投げていますので、順調にやっているなという印象です。則本、松井については実力もわかっていますし、嶋は高校の後輩でもありますし、投手の事をよく知っていると思いますので、いろいろな話をしました。これからも相談していくこともあるかと思います」と期待を口にした。
その後、ランチタイムを利用して車で20分ほど離れた、二軍のキャンプ地である仲里野球場に移動した稲葉監督は、ヤクルト時代に同僚だった池山二軍監督や代表でのコーチ経験のある与田二軍投手コーチのもとに挨拶に訪れ、再び久米島野球場に戻るとルーキーの西巻賢二らのバッティング練習を視察、「若い選手が非常に多くて元気がありましたね」との感想を語り、久米島での視察を終えた。
国内11球団のキャンプ視察を終えた稲葉監督は、この後、最後のキャンプ視察先となるアメリカ・アリゾナ州スコッツデール(北海道日本ハム)を訪れる予定。
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