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大学代表結成初の実戦練習で見えた目指すスタイル 高い投手力と機動力が鍵に

2026年7月3日

 7月3日、「ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ(WCBC)」(7月11日から15日/台湾・台中市)に出場する侍ジャパン大学代表直前合宿の2日目が神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで行われた。代表結成後初となる実戦練習を通してチーム作りが始まった。

 朝方まで降り続いた雨が心配されたが、選手たちは意気揚々とグラウンドに飛び出した。ウォーミングアップを終えると、攻撃陣は4班に分かれてフリー打撃やティー打撃、その合間でサイドノックをこなした。
 快音が響く中で、左打席に立つ井上和輝(法政大)が豪快に場外弾を放って猛アピールだ。俊足の鈴木湧陽(中京大)は、自身の武器を最大限に活かすために鋭く低い打球を意識したバッティングに特化した。
 それぞれがたっぷりと打撃練習を終えると、午後からはシートノックとケースノック。大島公一コーチの「1点差ゲームを想定して緊張感を持ってやろう」という言葉に、選手たちは一球一球に魂を込めて軽快な動きを見せた。その後は、バント処理、投内連係、牽制球。投内における緻密なサインプレーの確認にも余念がない。

 続けて行われたのは、シートバッティングだ。大城海翔(仙台大)、猪俣駿太(東北福祉大)、米沢友翔(関西大)、古堅鈴之輔(富士大)、さらに渡辺和大(慶應義塾大)、角田楓斗(富士大)、二刀流の中山優月(大阪商業大)がマウンドに上がる。
 140キロ台後半のストレートで力強いピッチングを見せたのは角田。152キロをマークして打者をねじ伏せたのは中山だ。
 攻撃陣では、フルスイングで大飛球を放った井上のバッティングが印象的だった。強化合宿2日目を終えた鈴木英之監督は「今日はサインの確認や守備の動きを合わせることを主に行いました。フリー打撃では目についた選手が多かったです」と語った。黒田義信(東日本国際大)や、「底知れぬパワーが楽しみ」だという井上の打撃に目を細めた。
 投手陣で評価を高めたのは角田だ。鈴木監督が言葉を加える。
「今回のチームは投手力が際立っています。打線は、長打力というよりも高い機動力を活かした野球になると思います。細かなサインを出して動きながら攻める。ロースコアで守り切る野球を期待しています」

 それぞれの特徴が見えた強化合宿2日目を経て、3日目の7月4日からは対外試合がスタート。社会人野球の名門・ENEOSとの試合(13時開始予定)では、先発投手には鈴木泰成(青山学院大)を起用予定。他にも宮原廉(近畿大)や藤本士生(國學院大)らも登板する予定だ。高い投手力と機動力を活かした新生・侍ジャパン大学代表が、その彩りを深めてきた。

選手コメント

猪俣駿太(東北福祉大)

「今日はブルペンなどでバッテリー間のコミュニケーションを取ろうというテーマを持って投げました。シート打撃での登板は、まだ地に足がついていないような感じがあったので、そこは改善点です。高いレベルの投手陣。いいものは吸収してやっていきたいと思います」

角田楓斗(富士大)

「シート打撃では、まずは打たれないこと。そして、走者を背負わないことを意識して投げました。まだまだ100%の状態ではありませんが、ヒットを打たれなかったことはよかったと思います。他の投手の優れた部分も学びながらやっていきたい。海外の選手と戦うので、自分のピッチングがどれだけ通用するのか楽しみです」

ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ

大会概要出場選手

大会期間

2026年7月10日~7月15日

予選ラウンド
7月11日(土)19:30 チャイニーズ・タイペイ - 日本
7月12日(日)13:30 日本 - 韓国
7月13日(月)13:30 日本 - アメリカ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

準決勝
7月14日(火)

決勝
7月15日(水)

開催地

台湾(台中)

出場する国と地域

日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、韓国

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