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試合レポート

赤堀颯・黒田義信・西野啓也の本塁打や藤本士生の好投でWCBC決勝進出を決める

2026年7月14日

 7月14日、「ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ(WCBC)」(7月15日まで/台湾・台中市)の予選ラウンド3戦目が行われた。侍ジャパン大学代表はチャイニーズ・タイペイと対戦し12対1の7回コールドで大勝。通算成績を2勝1敗とし、予選ラウンド2位で、同1位のアメリカが待つ決勝戦に駒を進めた。

 侍ジャパンが試合の主導権を終始、握り続けた。
 相手先発は身長194センチでCPBLの中信兄弟にドラフト4位指名された黃玠瀚。そんな大型右腕に対し、口火を切ったのは2番の赤堀颯(國學院大)だ。前日は悔しい無安打に終わったが、フルカウントからの甘く入ったストレートを見逃さずに振り抜いた打球はレフトフェンスを越える貴重な先制本塁打となった。
 その後も攻撃の手を緩めず、榊原七斗(明治大)と渡部海(青山学院大)の連打や四球で満塁とすると、今大会初先発・今津慶介(慶應義塾大)の当たりは一塁手の手前でバウンドが変わり内野安打。もう1点を追加した。
 2回には、好調続く岡田啓吾(明治大)が今日も存在感を発揮。ライトオーバーの当たりを放つと、俊足を飛ばして一気に三塁へ。続く赤堀の打球はレフト線への浅いショートファウルフライだったが、岡田が果敢にタッチアップして生還。チームにさらに勢いをもたらす3点目となった。

 4回には今大会初先発の鈴木湧陽(中京大)が四球を選ぶと、前日のアメリカ戦に続いて初球で盗塁に成功。続く岡田のライト前安打で生還。岡田も相手右翼手の後逸を見て、一気に三塁へ。この後、黃の暴投で岡田が生還した。

 そして、試合の大勢を完全に決めたのは5番の黒田義信(東日本国際大)だ。高めに甘く入ったストレートを見逃さず振り抜いた打球はライトスタンドへ。ここまで内野安打2本のみとやや精彩を欠いていたが、大学の藤木豊監督と電話をし「スイングがどうというより、投手に向かう姿勢に自分らしさが出ていなかった」という結論に至り、修正を試みた結果がさっそく功を奏し、この日3安打を放った。

 7点の援護をもらった先発の藤本士生(國學院大)は3回まで毎回安打を許すものの無失点で抑えていくと、4回・5回は無安打4三振と相手を寄せ付けなかった。
 そして6回は、渡部のタイムリーと山里宝(亜細亜大)の犠牲フライで2点、7回は榊原の犠牲フライと、途中出場の西野啓也(立命館大)の2ラン本塁打で3点をダメ押し。
 6回に馬場拓海(日本体育大)が1点を失ったが、7回は星野世那(大阪商業大)が1死から安打を許すも併殺に打ち取って3人で締めた。これで7回を終えて12対1となり、10点差以上がついたため、大会規定によるコールドゲームが成立した。

 決勝戦は日本時間15日19時半開始予定。前日に2対3と惜敗したアメリカに対し、鈴木英之監督も選手も「同じ相手に2度負けるわけにはいかない」と口を揃え十分。雪辱を果たして初代王座に輝くことを目指す。

監督・選手コメント

鈴木英之監督

「藤本らしいテンポの良い投球でチームが波に乗りやすかったと思います。黒田はホテルに帰った時に素振りをしていて、悩んでいたのかもしれませんが、ああいう一本が出たのは大きいですね。3・4番が充実しているだけに、より心強いです。赤堀の初回の本塁打で理想的な先制ができましたし、西野も数少ない打席の中で平塚の合宿からチャンスを確実に活かしてくれています。初代王者になりたい。とにかく勝ちたい。総力を振り絞って戦います」

赤堀颯(國學院大)

「球場が広くホームランは厳しいと思っていましたが、出塁しようとした結果が結果的にホームランになりました。打席は自分だけのものではなく、大学生の代表として立っている打席なので、自分の都合ではなく、自分が何をすべきか考えて立っています。一人ひとりが勝つために戦うことができました」

黒田義信(東日本国際大)

「個人というよりチームで勝てました。もう1度アメリカと戦えることになりホッとしています。5番の役割はアメリカ戦の1回のような場面で打つことなので悔しく思っています。2度同じ相手に負けたくないですし、U-18ワールドカップでもアメリカに負けているので借りを返したいです」

西野啓也(立命館大)

「打席数や出場機会が少ないことは分かっていたので、集中して1打席でしっかり結果を残せるように準備をしていました。こうした結果になって本当に良かったです。試合に出ている捕手2人との実力の差は感じているので、そこを受け止めて、ブルペンを温めることを大事にして、打席に立ったらチームに貢献できるようにと意識しています。チーム力が一番の強さ。一人ひとりが、チームが勝てるために何ができるかを考えて戦いたいです」

ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ

大会概要出場選手放送予定

大会期間

2026年7月11日~7月15日

予選ラウンド
7月11日(土)19:30 チャイニーズ・タイペイ(延期)日本
7月12日(日)13:30 日本 10 - 0 韓国
7月13日(月)13:30 日本 2 - 3 アメリカ
7月14日(火)19:30 チャイニーズ・タイペイ 1 - 12 日本
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

決勝
7月15日(水)19:30 アメリカ - 日本
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

開催地

台湾(台中)

出場する国と地域

日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、韓国

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