7月13日、「ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ(WCBC)」(7月15日まで/台湾・台中市)の予選ラウンド2戦目が行われ、侍ジャパン大学代表はアメリカと対戦。2対3で惜敗し通算成績を1勝1敗とした。

昨年の日米大学野球全敗の雪辱に燃えるアメリカに対し、序盤から劣勢を強いられた。
侍ジャパンの先発・渡辺和大(慶應義塾大)は初回に2安打を浴びながらも3三振を奪って無失点で切り抜けたが、2回にライカー・ウェイトの内野安打やデリック・ピッツのレフト前安打など4安打を浴び、2点の先制を許す。さらに3回は渡辺が四球とセカンドゴロで降板すると、代わった宮原廉(近畿大)がニコ・パルティーダの安打とアンソニー・パックJr.の犠飛で1点を失い0対3とリードを許した。
打線は昨年に続いて選出された右腕ライアン・マクファーソンの前に、3回まで岡田啓吾(明治大)の2安打と榊原七斗(明治大)の1安打のみ。岡田は3回に持ち味の俊足で二盗を成功させるが、三盗はビデオ判定で覆りアウトに。チェイス・フレイリックの強肩が勝る結果となった。
反撃したのは4回。連続四死球の後、黒田義信(東日本国際大)が犠打を決めて1死二、三塁のチャンスを作る。ここで前日2安打2打点の山里宝(亜細亜大)のレフト前タイムリーで1点を返した。なおも、代わったジャクソン・サンダースから四球を選んでチャンスは続いたが、この日スタメンマスクの前嶋藍(亜細亜大)の痛烈な当たりは、二塁手ウェイトがダイビングキャッチ。二塁走者の山里が戻れず1点のみに終わった。
その後は宮原と米沢友翔(関西大)の粘りの投球もあり、次にスコアが動いたのは6回裏。4番・指名打者で起用された渡部海(青山学院大)のレフト前安打、サンダースの暴投、黒田義信(東日本国際大)の内野安打で無死一、三塁のチャンスを作ると、代わったイーストン・ホークから山里の犠牲フライで1点差とした。一気に追いつきたい侍ジャパンだったが、中山優月(大阪商業大)が空振り三振、黒田の二盗がフレイリックに刺されて、同点に追いつけず。その後はホークの前に安打が出ずに敗れた。
一方で大きな収穫となったのは救援陣だ。7回から9回は大城海翔(仙台大)、古堅鈴之輔(富士大)、角田楓斗(富士大)が1人の走者も許さず。特に大城は三者連続三振を奪う出色の出来で、今後に大きな期待を抱かせる内容だった。

試合後のミーティングで鈴木英之監督は、選手たちに「選ばれた投手たちなので自信を持って投げて欲しい」とストライク先行の投球を求め、野手も含め「結果の責任はこちらで持つので、覚悟を持って迷わずやってくれ」と積極的なプレーも求めた。
これで予選ラウンド1勝1敗となった侍ジャパンは、日本時間14日19時半から決勝進出をかけて地元のチャイニーズ・タイペイと戦う。
監督・選手コメント
鈴木英之監督
「先に3点を取られ前半は流れが苦しく1点ずつと思っていました。前半3人の投手はボール球が多く、バッティングカウントや四球になることが多かったので、後半3人の投手のようにストライク先行で、恐れず投げ込んでくれと伝えました。負けたら終わりなので、夏の高校野球のように考えないといけません。鈴木泰成の起用も含め、今日のチャイニーズ・タイペイの打線を見て投手起用を考えていきたいです」
山里宝(亜細亜大)
「(連日の2打点)打席に立った時にランナーがいただけで活躍したとは思っていません。9回のようにみんなが打って欲しい場面で打てる準備をしたいです。アメリカの投手は打席に立ってみたら綺麗な回転でしたし、独特なフォームも嫌ではありませんでした。チームの雰囲気はかなり良いので、焦ることなく目の前の試合を勝っていきたいです」
大城海翔(仙台大)
「前嶋さんの要求通りに投げることができました。構えなどが投げやすかったですし、ストレートで追い込んでチェンジアップやスライダーを有効に使えました。この先も任されたイニングを抑えていきたいです」
ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ
大会期間
2026年7月11日~7月15日
予選ラウンド
7月11日(土)19:30 チャイニーズ・タイペイ(延期)日本
7月12日(日)13:30 日本 10 - 0 韓国
7月13日(月)13:30 日本 2 - 3 アメリカ
7月14日(火)19:30 チャイニーズ・タイペイ - 日本
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
3位決定戦
7月15日(水)13:30 予選ラウンド3位 - 予選ラウンド4位
決勝
7月15日(水)19:30 予選ラウンド1位 - 予選ラウンド2位
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
開催地
台湾(台中)
出場する国と地域
日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、韓国
























