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試合レポート

真砂同点弾からの延長サヨナラ勝ち 2対1で宿敵・韓国を撃破!

2016年11月4日

「第1回WBSC U-23ワールドカップ」(メキシコ・モンテレイ)のスーパーラウンドの第1戦が3日(日本時間4日)に行われ、侍ジャパンU-23代表が延長タイブレークの末に2対1で韓国に逆転勝ち。オープニングラウンドから続く連勝記録を6に伸ばした。

 グループB1位の日本とグループA2位の韓国との対戦。日本の先発は、今大会の開幕戦でも好投した本田圭佑(埼玉西武)。雨と強風の悪天候の中で始まった試合だったが、序盤からボールを低めに集めて韓国打線を翻弄。対する韓国も先発の左腕、イム・ジソプの前に、初回に先頭の武田健吾(オリックス)が内野安打を放って以降はヒットを放つことができずに無得点が続いた。
 迎えた5回表、それまでほぼ完璧なピッチングを続けていた本田が、この回先頭の8番・ジョン・ヒョンに初球を捉えられてレフトスタンドへ飛び込むソロ本塁打を被弾。反撃した日本だったが、5回は三者凡退、6回はこの回先頭の吉持亮汰(東北楽天)が死球で出塁しながらも後続が倒れて無得点。0対1の1点ビハインドで6回を終えた。

 この嫌なムードを、今大会毎試合結果を残して来た頼れる4番・真砂勇介(福岡ソフトバンク)がひと振りで振り払う。7回裏、先頭打者として打席に入ると、3ボール1ストライクからのストレートを完璧に捉え、レフトスタンド最上段へ叩き込む特大の同点アーチ。打ちあぐねていた相手左腕からようやく1点をもぎ取った。
 その後、8回に1死3塁の絶好機に、2番・植田海(阪神)のセンターフライで本塁に突入した三塁走者・吉持がタッチアウトとなった日本。試合の流れが変わりかねない状況だったが、8回4安打1失点の本田の後を2番手・岸本淳希(中日)がしっかりと無失点で繋ぐと、無死1、2塁から始まるタイブレークに突入した延長10回表の守備では、相手の送りバントを三塁封殺、そして次打者をセカンドゴロ併殺打と、この回から3番手でマウンドに上がった歳内宏明(阪神)が理想通りのピッチングを披露。そして迎えた延長10回裏、植田の送りバントを相手守備陣がフィルダースチョイス。無死満塁から乙坂智(横浜DeNA)が飛距離十分のフライを打ち上げると、送球を焦った相手中堅守が落球。計3安打と苦しみながらも、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

 これで日本は今大会、全チーム中唯一となる無傷の6連勝。次戦はオープニングラウンド・グループAを全勝で通過しながらも、グループB3位のニカラグアに3対9で敗れたパナマと戦う。相手は必勝態勢。決勝進出へ向けて重要な一戦になる

選手コメント

斎藤監督コメント

「すごいゲームでした。選手がよくがんばってくれました。(本田の好投について) 本田は、7回くらいでと思っていました。本人がまだけるというので8回までいってもらいました。
(10回の歳内投手について)日本の練習試合時に、タイブレークの練習を歳内でやっていたので、タイブレークは歳内と決めていた。チームは乗りに乗っているので、この調子を継続していきたい。」

本田投手コメント

「8回を1失点で投げきれた結果には満足しています。接戦となり何とか長く投げたと思いました。今日は、長くいきたいという本能的な気持ちが出ました。」

第1回 WBSC U-23ベースボールワールドカップ

大会概要 出場選手 放送予定

大会期間

2016年10月28日~11月6日

オープニングラウンド
10月29日(土)2:00 ニカラグア 1 - 6 日本
10月30日(日)2:00 日本 15 - 3 チャイニーズ・タイペイ
10月31日(月)9:00 アルゼンチン 2 - 10 日本
11月1日(火)9:00 日本 16 - 0 オーストリア
11月2日(水)3:00 日本 11 - 2 オーストラリア

スーパーラウンド
11月4日(金)9:00 日本 2 - 1 韓国
11月5日(土)9:00 パナマ 3 - 2 日本
11月6日(日)9:00 日本 3 - 2 メキシコ
※日時は日本時間

決勝戦
11月7日(月)9:00 日本 10 - 3 オーストラリア

開催地

メキシコ モンテレイ市

参加国

グループA
韓国、ベネズエラ、メキシコ、チェコ、パナマ、南アフリカ

グループB
日本、チャイニーズ・タイペイ、オーストラリア、ニカラグア、アルゼンチン、オーストリア

注目選手紹介

乙坂 智
廣岡 大志
安樂 智大
歳内 宏明

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ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12

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