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"世界の野球"可能性を秘めたコロンビア野球「コロンビアの少年野球」

2019年4月19日

文・写真=久徳謙介

 第1回の投稿から少し時間がたってしまいましたが2回目の投稿になります。今回はコロンビアの少年野球についてお話したいと思います。

 1つ目は子供一人一人のポテンシャルの高さです。17歳の野球未経験の子供にボールを投げさせたら137キロ。投げ方などの問題ではなくパワーで投げ込むといった印象でしたが、野球のチームに入ったことも指導者から教わったこともない子供が投げるボールなのかと驚きました。

 2つ目は環境の違いです。16歳から技術の高い選手はメジャーリーグの球団のアカデミーと契約しドミニカ共和国に行きます。頻繁にトライアウトも行っています。また普段練習で使用しているグラウンドもナイター付き人工芝の少年野球上なので夕方3時頃から遅いときは夜9時過ぎまで練習ができます。

 3つ目は幼稚園くらいの年齢でも硬球を使います。軟式ボールはチームに1球しかないこともありますが、硬式ボールかソフトボールを練習で使います。またコロンビアでは軟式ボールを「ケンコウ」といいます。ボールのメーカーがケンコウボールなのでケンコウと言っているみたいです。

 大きくわけてこの3つが日本と違う点だと思います。似た点も多くあり練習中は同僚の指導者の激が飛びます。この同僚がキューバ人ということもあり野球に対して非常に真剣です。

「日本にもこういう人いるなー」と思わせてくれたのが「野球おやじ」です。わが子を鍛える父親の姿には情熱を感じます。また母親の方が情熱的なパターンもあります。父親に負けず、バットの振り方を注意したりします。
 保護者がアツクなりすぎると子供が野球を嫌いになるのではないかと心配になります。私も同じような経験があるので子供のケアを普段から大事にしています。
 大まかな内容になってしまいましたが日本と似た点や違いなど少年野球の世界でも様々な変化や文化があり日々発見があります。

 次回の投稿は日本野球のコロンビアでの認知度について投稿したいと思います。

可能性を秘めたコロンビア野球
著者プロフィール

久徳 謙介
1994年6月12日生
明徳義塾高校卒業、麗沢大学卒。2017年10月からコロンビアの少年野球チームに青年海外協力隊員として配属。目的は野球技術の向上とチームの規律を作る事。

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