第43回 日米大学野球選手権大会を前日に控え、侍ジャパン大学代表とアメリカ大学代表が、開幕戦の地・愛媛県松山市で公式練習とレセプションパーティーに参加した。
前日に高校野球愛媛大会が順延した影響で、開幕戦の会場である松山・坊っちゃんスタジアムではなく隣接するマドンナスタジアムで公式練習が行われた。
9時半から練習を始めた侍ジャパン大学代表は選手各自で調整を行い、後半には牽制の確認やフリー打撃を行い1時間半の練習を終えた。
一方、アメリカ大学代表は前日に遠征先の台湾から羽田空港を経由し松山空港に降り立つ予定だったが、濃霧により着陸ができず羽田空港に引き返し空港近くのホテルで宿泊。今朝、松山入りし14時半から公式練習を行なった。
19時から始まったレセプションパーティーでは、まず公益財団法人全日本大学野球連盟・大橋英五会長が挨拶に立ち、選手たちへの期待や開催地自治体への感謝を述べた。次に来賓とスタッフの紹介が行われた後、愛媛県の神野一仁副知事が選手たちへ歓迎と激励の言葉を述べて乾杯。その後、歓談が行われ両チームの選手・スタッフたちは親睦を深めた。
そして、両監督へのインタビューコーナーでは、生田勉監督が「去年アメリカ開催で負け越しているので、日本開催の今年は勝ち越したい。投手が素晴らしいので、いかに機動力を使うかが鍵」と話し、ダン・マクドネル監督は「チーム結成後、内野が全面土の球場は初めてなので(第5戦の神宮球場を除き)第4戦まで苦労することもあるだろう」と懸念をし、鍵については「投手はストライクを取り、守備は自分の仕事をし、打者はタイムリーを打つことだ」と、基本に忠実な野球を心掛けることを語った。
ついに始まる日米大学球界最高峰の選手たちによる真剣勝負。16日18時から松山・坊っちゃんスタジアムで熱戦の火ぶたが切られる。