6月20日、神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで侍ジャパン大学代表の選考合宿が始まった。「ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ(以下、WCBC)」(7月11日から15日/台湾・台中市)に出場する28人を選ぶこの合宿は、3日間の日程で行われ、全国の大学から選ばれた精鋭50名が参加する。

WCBCは日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイが主体となって開催される新たな国際大会だ。第1回となる今回は、招待チームである韓国を加えた4チームにより争われる。
今回、大学代表チームの指揮を執るのは関西国際大の鈴木英之監督だ。過去、大学代表のコーチを3度務めた経験がある。
WCBCでは大会5日間で5連戦をこなすハードな日程になる。鈴木監督は「5連戦になるので、重要なのは1にも2にも投手陣。台湾は湿度が高く、気温も高い。投手を多めに入れて1人1人の負担を軽くしながら連戦を乗り切りたいです」と投手の人数を多めにする考えを語った。
合宿初日となった20日は悪天候のため全体練習をせず、投手陣、野手陣分かれての練習となった。集合後、全員で簡単なミーティングを行ったのち、野手陣は神奈川県内の施設へ移動。投手陣はバッティングパレス相石スタジアムひらつかに残って練習をこなした。
投手陣はアップ、キャッチボールを終えたのち、希望者のみブルペンに入ってピッチング。野手陣はストレッチ、アップを終えたのち、フリーバッティング、ティーバッティングなどで汗を流した。
昨夏も日の丸を背負い、日米大学野球5戦全勝優勝に貢献した右腕・鈴木泰成(青山学院大)はブルペンで30球を投げ込んだ。鈴木は「リーグ戦が終わってから、1回疲労を抜いて体作りから調整し直してきました。調子も悪くない。まずはしっかりこの舞台で自分のピッチングをしてアピールしたい」と選考合宿に向けての意気込みを語った。
回転数が多く質の高い速球には、鈴木監督も「鈴木泰成君は格が違うなぁと思うぐらいすごいボールを投げていました」とうなった。

合宿2日目となる21日は午前中に6イニング制、午後から8イニング制の紅白戦を行う予定。最終日にも6イニング制の紅白戦を予定しており、計3試合で選手たちのアピール合戦が繰り広げられる。
監督・選手コメント
鈴木英之監督
「米沢友翔(関西大)君、渡辺和大(慶應義塾大)君、藤本士生(國學院大)君、有馬伽久(立命館大)君らがいて、左腕の好投手がこんなに集まる年は珍しいなと思っています。これだけ豊富だと、選考に苦労しそうです。右腕投手陣もいいですし、投手力が高いですから守り型のチームになるかもしれないですね。野手陣には守り勝つための守備力と、しっかりバットを振れること、海外の投手に力負けしないバッティングを求めたいです」
米沢友翔(関西大)
「レベルの高い選手たちの中で野球ができますし、レベルの高い相手と対戦できるので、そこは楽しみです。自分の持っている力をしっかり発揮したいです。初めての代表選考合宿ですけれど、関西のメンバーと一緒に電車や新幹線に乗って来たので、そこまで硬くならず合宿に入ることができました。慶應の渡辺君とキャッチボールをしたのですが、フォームはボールの出所が見づらくて、すごいなぁと思いました」
榊原七斗(明治大)
「雨のため、できる練習が限られていたので、バッティングだけでしたけれど、各大学のレベルの高い選手が集まっているので、良い1日になりました。自分のアピールポイントはチャンスに強いこと。ここぞというときの一打やプレーには自信を持っています。選考合宿は3日間しかないので、1日1日、ベストなパフォーマンスを出して、大学日本代表のトップの選手になれるように頑張ります。立ち振る舞いもしっかりやっていきたいと思っています」


























