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チームレポート

4番からスタメン落ちの春山陽登が逆転弾 大会前最後の実戦で勝利しWCBC開幕へ弾み

2026年7月9日

 7月9日、「ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ(WCBC)」(7月11日から15日/台湾・台中市)に出場する侍ジャパン大学代表が、台湾社会人野球の強豪・台中台壽霸龍と練習試合を行った。

 大会会場となる台中インターコンチネンタル野球場での大会前最後の貴重な実戦。鈴木英之監督は打順を大きく入れ替え、それが初回から功を奏する。
 好調で1番に起用された岡田啓吾(明治大)がライト線への二塁打で出塁すると、高い実戦力を買われて2番に起用された赤堀颯(國學院大)が進塁打となるセカンドゴロを放って岡田を三塁に進めた。このチャンスに榊原七斗(明治大)はセカンドライナーに倒れるが、4番の渡部海(青山学院大)がレフト前安打を放って先制に成功。それぞれが鈴木監督の起用に応えた。
 投手陣は先発の猪俣駿太(東北福祉大)、2番手の星野世那(大阪商業大)がそれぞれ2回1失点で逆転を許したが、3番手の中山優月(大阪商業大)が三者凡退と連続三振、安打を許すも牽制刺と、2回を6人で抑えてチームに流れを呼び寄せる。

 すると打線は6回、途中出場の西野啓也(立命館大)の安打からチャンスを作ると、代打・春山陽登(大阪商業大)のレフトへの本塁打で逆転。国内合宿では4番に起用されるも無安打に終わり、この日は先発降格。「1人の男として、1人の男を裏切ってしまって悔しい。鈴木監督に申し訳ないです」と雪辱を誓っていた春山が、見事にバットでその思いを体現した。

 7回には岡田が相手失策で出塁すると、5回に続き2個目の盗塁を成功させ、相手捕手の悪送球もあって三塁へ。ここで赤堀が三塁打、榊原がセンター前安打を放つと、相手投手の暴投もあって3点を追加した。
 8回は山里宝(亜細亜大)と眞邉麗生(駒澤大)の三塁打で1点を追加すると、小林隼翔(立教大)のショートゴロで眞邉が生還。さらに岡田が単打の当たりながら相手外野手の隙を突いて二塁へ。今津慶介(慶應義塾大)のセンター前タイムリーでダメ押しの9点目を挙げた。
 投手陣は馬場拓海(日本体育大)が2回1安打無失点、藤本士生(國學院大)が1回1安打無失点で抑え、9対2で勝利を収めた。

 試合後、鈴木監督は「本番前に点が取れて、打線が繋がったのは良かったです」と笑顔で語り、選手たちには「5日間の大会。誰1人乗り遅れることなく全員で乗っていこう」と声をかけた。

 投手陣は無安打に抑えた投手がおらず、やや課題は残したものの、打線は13安打を放ち、逆方向への打球も目立つなど内容も良く、大会に向けて弾みのつく一戦となった。

監督・選手コメント

鈴木英之監督

「(初回含め新打順が機能)イメージ通りで、初回のようなことを期待していました。足の速い選手が多いので、それを使うことができました。また、赤堀の2番もキーになったと思います。春山は平塚でヒットが出ずに気にしていましたが、これで吹っ切れたでしょう。中山も投げっぷりの良い素晴らしい投球でした」

春山陽登(大阪商業大)

「慣れない環境や状況の中でしっかり準備ができました。やっと実戦で1本が出て、それがホームランという一番良い形になってホッとしました。大会では与えられた役割を全うするために、全力でプレーします」

岡田啓吾(明治大)

「自分の中で1番は最も慣れた打順でした。相手投手の情報がないので、いろんな球種に対応できるように、ゆったりと構えることを心がけました。足に期待してもらっているので、盗塁2つと、シングルヒットをツーベースにできて良かったです」

ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ

大会概要出場選手放送予定

大会期間

2026年7月10日~7月15日

予選ラウンド
7月11日(土)19:30 チャイニーズ・タイペイ - 日本
7月12日(日)13:30 日本 - 韓国
7月13日(月)13:30 日本 - アメリカ
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)

準決勝
7月14日(火)

決勝
7月15日(水)

開催地

台湾(台中)

出場する国と地域

日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、韓国

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