8月20日、「ラグザス presents WBSC女子野球ワールドカップ台南グループ2026」(8月23日から27日、台湾・台南市)に出場する侍ジャパン女子代表の直前合宿の3日目が千葉県市原市のJFE東日本犬成グラウンドで行われた。

この日は全国優勝の経験もあり、今年のジャイアンツカップにも激戦の千葉県予選を制して出場している強豪・京葉ボーイズと、9イニング制(3、6、9回は無死一、二塁から始まるタイブレーク練習)で対戦。6対4で勝利し前日の市原リトルシニアに続き、連勝で国内合宿を締めた。
その中で光ったのは小技の精度と2023年以来の選出となった小島也弥(九州ハニーズ)だ。
前日はバント失敗など細かいミスも目立ったが、2回には相手投手の四球と暴投で三塁まで走者を進めると、和田七海(エイジェック)のスクイズで先制に成功。タイブレーク方式となった3回には表の守備で3点を失ったが、吉井温愛(エイジェック)が送りバントをしっかり決め、安達瑠(九州ハニーズ)のセカンドゴロの間に三塁走者の和田が好スタートを切って1点差とすると、小島がセンター前にタイムリーを放って同点。その後6回に、村田凪佐(埼玉西武ライオンズ・レディース)が前日に続く決勝打、坂口英里(ZENKO BEAMS)のスクイズ、岡本朔来(九州ハニーズ)のライト前に運ぶ当たりで3点を勝ち越した。
小島は2016年に初めてW杯を経験し今年でちょうど10年目。当時を思い返し「プレーしやすい環境を皆さんが作ってくれて、のびのびプレーさせてもらったので、そういうことも意識してチーム作りしていきたいです」と頼もしく語る。
また、前回大会は23年のグループラウンドでは選出されたものの24年のファイナルラウンドでは落選した。それでも「川端友紀さんや楢岡美和さんから“もう1回頑張れ”と言ってもらったので、次がラストチャンスだなと思っていました」と努力を怠らず3年ぶりの選出。それだけに「私がもう一度選んでもらったからには、前回引退した皆さんに教えてもらったことや学んだことを伝える役割を担っていると思うので、責任を持って挑んでいきたいです」と意気込む。
そして、中島梨紗監督はタイムリーの場面だけでなく、初回の先頭打者が倒れた後に選んだ四球やすかさず決めた盗塁も称賛。「しっかり野球を理解しているプレーが随所で見られますし、ここという時の集中力は他の選手にも見習って欲しいです」と信頼を明かした。
投手陣も竹村理(エイジェック)が3回無失点に抑えるなど、ベストメンバーの相手に対して、タイブレーク方式以外のイニングでは1失点のみ。中島監督も「まだ投げミスがありますが全体的に良かったです」と振り返った。

天候にも恵まれ全メニューを予定通りに行い、国内での調整はこれで終了。21日に大会が行われる台湾・台南市に移動し、22日の公式練習を経て、日本時間23日15時半から行われるフィリピンとの初戦に臨む予定となっている。
監督・選手コメント
中島梨紗監督
「すごく良い試合の入りができて、昨日の反省をしっかり活かせていました。昨日決められなかったスクイズや小技も、心の準備ということを言ったので、しっかりできて良かったです。打てなかった時にどう点を取るかということが重要だと思うので、この合宿でやろうと思っていました。あとは、勝っている時だけ、打っている時だけ声を出していては流れを掴めないという話もしたので、今日はどんな場面でもベンチからよく声が出ていました」
小島也弥(九州ハニーズ)
「前日に中島監督から、サインプレーやチャンスでの打撃の際にもっと強い気持ちで臨むようにという話があったので、そこを意識しました。(W杯に向けて)偉大な先輩たちが繋いできた、日本代表らしさを引き継いで、良い時だけでなく、ピンチの時こそみんなで盛り上がって全勝で1位通過を目指します」
竹村理(エイジェック)
「自分としては調子があまり良くなかったのですが、捕手の(坂口)英里さんが引っ張ってくれて、守備も堅いので安心して投げられました。(初代表で)毎日緊張しています(笑)みんな上手なのでミスできない緊張感の中で集中しています。良い選手ばかりなので波に乗って投げていきたいです」
東ここあ(読売ジャイアンツ)
「(遊撃手として併殺を複数取る)周りの方のレベルが高いので、取りたいアウトを取れて、したいプレーができました。(中村柚葉の辞退により)遊撃手が主になると思うので頑張りたいです。柚葉さんにも、すごく声もかけてもらって“急にごめんね。頑張って”と言われたので、あらためて頑張らなきゃなと思いました。(W杯に向けて)まだ普段通りの積極的なプレーができていないので、しっかり準備して100%で入っていきたいです」
























