8月27日、「第14回 BFA U18アジア野球選手権」(台湾・台南市で9月7日から13日)に出場する侍ジャパンU-18代表の直前合宿が始まった。代表選手18名は、集結後すぐに早稲田大との練習試合に挑んだ。

大学生相手に特別ルール7イニング制の練習試合。まずは先発のマウンドに上がった前田侑大(高岡第一)が立ち上がりから魅了する。1回は、この試合最速となる153キロのストレートで空振り三振を奪うなど、評判通りの快速球で無失点に抑えた。2回も1死からセンター前ヒットを浴びるも、後続を151キロのストレートで空振り三振に仕留めながら点を与えなかった。3回からの2イニングを無失点に抑えたのは門倉昂大(専大松戸)だ。打者6人と対峙して無安打ピッチング。制球力の高さと、持ち前のストレートが光った。
投手陣の好投に攻撃陣が応えたのは5回だ。イニングの先頭となった川上慧(横浜)がセンター前ヒットでチャンスメイク。杉本将吾(近江)が犠打を決めて1死二塁とすると、9番に座る梶山侑孜(神村学園)が初球のスライダーを左中間へ運んで1点を先制。4回まで、チームとして小野舜友(横浜)の左中間二塁打だけに抑えられていた打線が奮起した。
5回からは細かな継投だ。レフトでスタメン出場を果たしていた鈴木悠悟(中京)がマウンドに上がって無失点。2死二塁からライト前ヒットを浴びるも、右翼手・梶山が持ち前の強肩でホームへ好返球。鈴木は野手のビッグプレーにも助けられる形でマウンドを守った。6回を三者凡退に抑えたのは、左翼手として途中出場していた萬谷堅心(花巻東)だ。テンポの良いピッチングで相手打線に的を絞らせなかった。

そして、7回のマウンドに上がったのは、昨年に続いて代表入りを果たした末吉良丞(沖縄尚学)だ。ヒットと四球で得点圏に走者を進められるも、2つの見逃し三振を奪うなど、随所で能力の高さを見せた。終わってみれば、5投手による零封リレー。5回に挙げた1点を守り切り、初の実戦を勝利で飾った。岡田龍生監督が試合を振り返る。
「想像以上に選手たちはよくやってくれました。しっかりと準備をして来てくれたと思います。7イニング制の試合でしたが、勝利したことは自信を持ってほしいと思います。楽しみなチームです」
無失策と守備の安定感も光った。本職ではない外野のポジションにつく投手たちもいたが、それぞれに対応力を見せたことも大きな収穫だったと言える。8回と9回は、それぞれにタイブレークの練習もこなし、充実した合宿1日目となった。
主将に小野、副主将に角谷哲人(智辯学園)と石田雄星(健大高崎)、投手陣のまとめ役に末吉が任命されたチームは、合宿2日目となる28日は結団式を行ったあとに全体練習を行う予定となっている。
選手コメント
前田侑大(高岡第一)
「真っすぐがコントロールできていたところがよかったです。(日本代表のユニホームを着ることに)緊張はありましたが、自分のピッチングができてよかったと思います」
小野舜友(横浜)
「今日の試合は、投手陣がしっかりと無失点で抑えてくれました。野手陣がもう少し頑張れたらと思いましたが、試合に勝てたことはよかったと思います。チームとしては、しっかりとコミュニケーションを取りながら、チーム力を高めていければと思います。日本を代表して、日本の高校球児を代表して、たくさんの方々に支えてもらって今ここに立たせてもらっていますので、感謝の気持ちを忘れずに戦っていきたいと思います」
梶山侑孜(神村学園)
「自分の持ち味は肩だと思っていますので、それをアピールできたことはよかったです。今日の試合では9番打者で出場させていただきましたが、送りバントを決めるところはしっかりと決めたり、チャンスで打席が巡って来たときには1本を出さなければいけない。その大切さを実感しながら、つなぎの役割も担う9番という打順を経験できたことは、自分にとって大きかったです」
























