U-18対戦国の野球/プロリーグの再発足でMLBが身近な存在に。選手育成システム整うオーストラリア
2015年8月30日
2010年に行われた第24回WBSC U-18ワールドカップにて準優勝しているオーストラリア。国としては、サッカー、ラグビー、クリケットなどがメジャースポーツであるが、野球はマイナースポーツながら、アメリカによる野球の普及活動もあって、1989年には初のプロリーグ「オーストラリアン・ベースボールリーグ」が発足。
その後、リーグの変革や、活動休止の時期もあったが、2010年には、オーストラリア野球連盟とMLBの出資で、プロリーグ「ABL」が設立される。レギュラーシーズン(11月~2月)には、MLBの選手だけでなく、日本や韓国のプロ野球をはじめ、各国から選手が派遣されてくる。
また、2014年3月には、シドニーでMLBの開幕シリーズ第1戦が行われるなど、少しずつ野球への注目度も高まってきている。
そんなオーストラリアの子供たちが、野球に触れるきっかけの一つに「ティーボール」がある。日本でいえば、キックベースのようなスポーツで、気軽に広場で遊べることから、このティーボールに魅力を感じて、野球を始める小学生たちも多い。
子供たちが野球を始める場合は、まずは、地元のクラブチームに入団。ここには、子供から大人まで幅広い年代のプレーヤーがいて、普段は同じグラウンド練習をするが、大会になると、各カテゴリの大会に出場する。
オーストラリア野球連盟(ABF)では、各州のトップクラスのレベルを持つ選手には、カテゴリごとに育成プログラムを用意し、ジュニア、U15、U18など、それぞれに選抜メンバーが集められ、所属チームとはまた別で、練習に取り組んでいる。
そのため、小さい頃からトップレベルの選手たちは顔見知りとなり、現在、日本で開催中の第27回WBSC U-18ワールドカップでも、オーストラリアの代表チームは、ジュニア時代から一緒にプレーしていた選手たちも多い。
例年、U-18に選出されたメンバーの多くは、すでにMLBのチームとマイナー契約をしている選手もいたり、マイナー契約できなかった場合は、アメリカの大学に進学し、野球を続ける選手もいる。オーストラリア出身で、アメリカのマイナーリーグでプレーしている選手は現在、約50名ほどであるが、国内の育成システムが整う中で、今後も増え続けていくだろう。
侍ジャパンU-18代表 2015
U-18代表 選手一覧
U-18代表 選手紹介
U-18代表 対戦国紹介
第27回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ
- 8月28日(金)18:00 舞洲BS 日本 14 - 0 ブラジル スコア詳細 試合レポート
- 8月29日(土)17:30 舞洲BS 日本 3 - 0 アメリカ スコア詳細 試合レポート
- 8月30日(日)17:30 舞洲BS オーストラリア 1 - 10 日本 スコア詳細 試合レポート
- 8月31日(月)17:30 舞洲BS チェコ 0 - 15 日本 スコア詳細 試合レポート
- 9月1日(火)17:30 舞洲BS 日本 12 - 0 メキシコ スコア詳細 試合レポート
- 9月3日(木)19:20 舞洲BS 日本 5 - 2 カナダ スコア詳細 試合レポート
- 9月4日(金)18:00 甲子園 日本 12 - 0 韓国 スコア詳細 試合レポート
- 9月5日(土)13:00 甲子園 日本 9 - 0 キューバ スコア詳細 試合レポート
- 9月6日(日)18:00 甲子園 日本 1 - 2 アメリカ スコア詳細 試合レポート
壮行試合
開催概要 チケット 放送予定
8月26日(水)18:00 侍ジャパンU-18(高校)代表 2 - 9 侍ジャパン大学代表
阪神甲子園球場