選手紹介
侍ジャパントップチーム選手紹介/中田翔(北海道日本ハムファイターズ)
2015年10月20日


侍ジャパンの不動の4番として期待される長距離砲。大阪桐蔭高では、当時の高校新記録となる通算87本塁打を記録し「平成の怪物」と呼ばれた。プロ入り後は4年目の11年にレギュラーを獲得し、リーグ3位となる18本塁打、91打点を記録。翌年には全試合で4番打者として出場を果たし、リーグ優勝に貢献した。その後も14年に初のシーズン100打点をマークし、今季は初めてシーズン30本塁打をクリアするなど、チームの主軸から球界を代表するスラッガーへ、着実に成長を続けている。
その中田が初めて侍ジャパンに選出されたのが、12年の東日本大震災復興支援ベースボールマッチのプロ野球台湾代表戦で、途中出場ながら2安打2打点と活躍した。13年の第3回ワールド・ベースボール・クラシックでは、3連覇を狙うチームでおもに7番・レフトで起用され、6試合の出場で打率.286、2打点も本塁打はゼロ。放った安打はすべて単打で、期待された長打力を発揮することができなかった。当時の山本浩二代表監督からは4番候補として期待され、代表合宿では立浪和義コーチの指導のもと、打撃フォームの改造にも取り組んだが、初の大舞台で本領発揮はならず、チームも準決勝で敗退した。
それでもその後、ファイターズで実績を積み重ねた中田は、昨年8年ぶりに行われた日米野球で侍ジャパンの4番打者に抜擢された。第3戦で日本代表の公式戦では初の本塁打を記録したが、その他の試合では目立った活躍はなかった。今年3月の欧州代表との親善試合でも、2試合で1安打のみと「日本の4番」としての存在感は発揮できていない。
今回の侍ジャパンでは、ともにシーズンでトリプルスリーを達成した山田哲人(東京ヤクルト)、柳田悠岐(福岡ソフトバンク)という2人の新世代型スラッガーが代表入りしている。山田は今季38本塁打、柳田も同34本塁打と、いずれも中田を上回っているが、だからと言って代表チームの4番打者を任せられるかと言えば、必ずしもそうではない。圧倒的な存在感で「昔ながらの4番打者」の雰囲気、風格を持つ中田が、真の「日本の4番」となるために、プレミア12は「平成の怪物」の真価を問われる大会となる。
ひかりTV 4K presents 世界野球WBSCプレミア12 侍ジャパン強化試合 日本 vs プエルトリコ
世界野球WBSCプレミア12
日程 |
球場 |
カード |
戦評 |
チケット |
TV放送 |
11/08(日)19:00 | 札幌ドーム | 日本 - 韓国 | - | 購入方法 | テレビ朝日系列 |
11/11(水)19:00 | 天母(台湾) | 日本 - メキシコ | - | - | テレビ朝日系列 |
11/12(木)19:00 | 桃園(台湾) | ドミニカ - 日本 | - | - | TBS系列 |
11/14(土)19:00 | 桃園(台湾) | アメリカ - 日本 | - | - | テレビ朝日系列 |
11/15(日)19:00 | 桃園(台湾) | 日本 - ベネズエラ | - | - | TBS系列 |
11/16(月)19:00 | 未定(台湾) | 準々決勝 | - | - | TBS系列 |
11/19(木)19:00 | 東京ドーム | 準決勝 | - | 購入方法 | TBS系列 |
11/21(土)19:00 | 東京ドーム | 決勝 | - | 購入方法 | テレビ朝日系列 |
※台湾開催の時間は日本時間