直前合宿2日目となった8月28日、「第14回 BFA U18アジア野球選手権」(台湾・台南市で9月7日から13日)に出場する侍ジャパンU-18代表の結団式が行われた。選手、スタッフが一堂に会して、チームの結束力を高めた。

午前中に行われた結団式の冒頭では、今回の侍ジャパンU-18代表の団長を務める公益財団法人日本高等学校野球連盟の山本秀明副会長が選手たちにこう語りかけた。
「私からみなさんに伝えたいことは2つあります。1つは、アジアの頂点を必ず勝ち取りましょう。そして、日本の高校野球をアジアに示していただきたいと思います。この大会は2016年に優勝してから日本はしばらく優勝から遠のいています。みなさんが力を合わせて新しい歴史を作ってほしいと思います」
続けて、選手18名がそれぞれに自己紹介と抱負を語った。「投手としても野手としても貢献できるように頑張ります」と語った萬谷堅心(花巻東)から始まり、それぞれが自身の役割や日本代表への思い、そしてアジアチャンピオンへの挑戦を口にした。織田翔希(横浜)は「日本の代表として自覚と責任を持って全力でプレーします」。その言葉にも、大会に向けた熱い思いが伝わる。その後、主将の小野舜友(横浜)が選手を代表して一言。
「学校関係者、日本代表関係者への感謝の気持ちを忘れずにプレーしていきたいと思います。たくさんの方々に応援していただいて野球ができていると思っています。その責任を胸に台湾でもアジア1位を目指して、日本の野球をアジアでもいかんなく発揮できるように頑張っていきます。短い期間ですが、選手たちは一生懸命に思い切ってプレーして、楽しんで戦いたいと思います」
結団式を終えたあとに行われた記者会見では、岡田龍生監督、主将の小野、副主将の角谷哲人(智辯学園)と石田雄星(健大高崎)、投手リーダーの末吉良丞(沖縄尚学) が登壇。岡田監督は大会での代表の戦い方と武器をこう語った。
「今回は、対応力のある選手を選出しました。そういう中で、点が取れるチャンスがきたら、打順に関係なくバントを絡めながら、どんな手段を取ってでもしっかりと得点できるような野球を見せたいと思っています。投手陣はレベルが高いので、それほど点は取られないと思っています」
主将の小野もまた「日本の細かい野球を、そして高校生らしい野球を台湾の舞台で発揮したいと思います。ノーヒットでも1点を取れる野球を目指していきたいと思います」と、アジアの頂点に向けて確かなビジョンを描く。

午後からは場所を移して全体練習を行った。ケースノックやケースバッティングを入念に行う中で、投手陣の数名は軽めにブルペン入り。翌29日の大学日本代表との壮行試合で先発が予定されている織田は、捕手を座らせて20球弱を投げて調整を行った。甲子園大会後初のブルペンとなったが「感覚はよかったです。しっかりと指にかかった糸を引くようなストレートが投げられたと思います」と状態の良さを口にした。約2時間半ではあったが、合流後初となる全体練習を終えた選手たちの表情には充実の色が浮かんでいた。
直前合宿3日目となる8月29日は、18時から大学日本代表との壮行試合が予定されている。
選手コメント
織田翔希(横浜)
「(日本代表は)特別な環境ではありますが、自分のルーティンも含めて、いつものように準備ができました。内容の濃い時間を過ごすことができました。(大学日本代表との壮行試合で)投げられることは幸せなことですし、どこまで通用するか楽しみなので、全力でぶつかりたいと思います。投手陣としてはしっかりと作り上げて、チームとしてはアジアチャンピオンを目指して頑張っていきたいと思います」
山田凜虎(智辯和歌山)
「チームとして初練習でしたが、落ち着いた環境で全員が勝つことに対して真剣にやっていることを実感しました。甲子園の優勝は終わったことなので気持ちを切り替えて、このチームでアジアチャンピオンになれるように頑張りたいと思います。(ブルペンで織田のボールを受けてみて)これまで受けたことがないようなボールが何球もきましたし、変化球もキレていました。明日の試合は楽しみです」
萬谷堅心(花巻東)
「今日はブルペンで20球程度を投げましたが、指にかからないボールもあったので、しっかりと調整していきたいと思います。ただ、昨日の試合(早稲田大との練習試合)でのピッチング(1回無失点)は悪くなかったので、このままの調子でいければと思います」
























