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試合レポート

日本、ニカラグアとの投手戦に惜敗。同点からの6回に力尽きる

2015年7月26日

 第3回 WBSC U-12 ワールドカップ3日目、ここまで1勝1敗の日本は、ニカラグアと対戦。試合は、今大会初のナイターとなり、18時30分(現地時間)から試合開始となった。

 日本の先発・伊藤圭輝(広島北リトル)の初回の立ち上がりは、常時120キロ台の速球で、安定したピッチングをみせる。毎回三振奪って、3回無失点の好投。
 ニカラグアの先発投手も、伊藤に負けじと、快投をみせ、190センチの長身から放たれる縦に落ちる120キロの高速スライダーを駆使して日本打線を封じる。
 日本は2回に5番武居侑汰(塩尻リーグ)が、右方向に逆らわず振り切ったバッティングで、ライト前に打球を運びヒットで出塁するも、相手投手の巧みな牽制で、敢え無くアウト。
 両チーム、ここまでの攻撃で波に乗り切れず、3回終わって、0対0の無得点のまま。

 しかし、4回。ニカラグアは、伊藤に代わった2番手・庄司光汰(仙台東リーグ)の立ち上がりを攻め立てる。ニカラグアの先頭打者は、慎重に入った庄司の三球目をフルスイング。打球はライトスタンドへのソロホームランとなって、1点を先制される。それでも、庄司はすぐに立て直し、その後は緩いカーブでタイミングを外しながら、要所を締める。

 1点を先制された日本だったが、その裏すぐに反撃を開始。
 先頭の3番・伊藤が外角に来た球を逆らわず、レフト前ヒットを放つと、続く4番・庄司の打席でのワイルドピッチの間に二塁へ進塁。
 無死二塁から、庄司はファウルで粘った末、振り切った直球は三塁線への安打となり、レフトが弾く間に伊藤が還って、すぐに1対1の同点に追いついた日本。

 5回は、両者ともに、難しい打球を野手が難なくさばいて、堅い守備で投手を盛り立てる。そして、1対1で迎えた最終回の6回。
 ニカラグアは、一死から四球でランナーを出塁させると、3番打者がライトへのヒット。さらに4番打者も四球で出塁し満塁とすると、3番手・浜岡 陸(加古川リーグ)は、ここで踏ん張り切れず、5番打者が、カウント2―2から、右中間へ鋭い打球を飛ばして、走者2人が生還。さらに、その後も、重盗を仕掛けられ、一死二、三塁とされると、6番打者が前進守備を取っていたショートの横を抜くタイムリーを放って、さらに2点を追加。

 この回、4点を失った日本は、その裏の攻撃で、一死から4番庄司がライト前ヒットで反撃に出るも、後続を抑えられ、ゲームセット。 1対5でニカラグアに惜敗した日本。5回までは接戦を繰り広げていただけに、悔しい敗戦となったが、気持ちを切り替え、明日27日14時30分(現地時間)に行われるフランスとの一戦に臨む。

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