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試合レポート

日本、大会全勝中のチャイニーズ・タイペイに序盤のリード守れず逆転負け

2015年7月30日

 第3回 WBSC U-12 ワールドカップ6日目、上位決定リーグ戦(SUPER ROUND)の初戦となったチャイニーズ・タイペイとの試合は、侍ジャパンU-12代表にとって今大会二度目のナイター戦となった。
 初回、日本は先頭の花岡秀太(所沢リトル)がファウルで粘って四球で出塁すると、2番浜岡 陸(加古川リトル)がレフトの頭上を越え、あと少しで本塁打という当たりを放ち、無死二、三塁のチャンスを作る。ここで3番伊藤圭輝(広島北リトル)が左翼への犠飛を放って、まず1点を先制。
 さらに、今大会初の4番を任された西岡義晴(大阪東淀川ボーイズ)もセンター前へ打球を運び、1点を追加する。続くチャンスに、5番・一栁佑太(逗子リトル)も高めの直球を強振し、レフト前へ打球を弾き返す。その後、庄司光汰(仙台東リーグ)のセンターへの犠飛で二死一、三塁としたところで、打順は大会5日目のメキシコ戦でサヨナラ本塁打を放った今村凜太郎(串木野黒潮)に回る。今村は右中間へのタイムリーを放って、この回3点目を追加。
 初回から4本の安打で3点をあげ、幸先の良いスタートを日本代表が切る。

 打線の援護を受け、先発の伊藤もテンポよく、緩急を意識した投球を見せ、3回を1安打に抑えるピッチングを披露。相手チャイニーズ・タイペイの先発投手も2回以降は立ち直り、緊迫感のある試合展開が続く。

 日本は4回に無死一塁の場面で伊藤から椎名 朝次郎(清瀬ポニー)へとスイッチ。この後、1死2塁3塁のピンチから相手5番打者に2点タイムリーを打たれチャイニーズ・タイペイに2点を返されるも、後続を打ち取り、椎名の粘りの投球で日本がリードを守る。
 しかし、5回に無死一、二塁のピンチの場面を迎え、庄司がマウンドに上がると、守りのミスやチャイニーズ・タイペイの4番打者の本塁打など、この回一挙5得点を許し、3対7と逆転を許した。
 日本は6回表の攻撃を3人で終え、反撃に出ることができなかった。
 スタンドからは地元・チャイニーズ・タイペイへの大声援が響く中、健闘した日本。上位進出のために、明日の14時30分(現地時間)からのキューバとの一戦に全力で挑む。

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