夏の甲子園で54年ぶり2度目の全国制覇を成し遂げた作新学院のエース。180センチ72キロの身体を柔軟にしならせながら、最速152キロのストレートに130キロ後半のカットボール・フォーク・110キロ台のカーブを投げ分ける。展開に応じて力配分ができる器用さも併せ持つクレバーな投手。
鹿沼市立鹿沼西中ではポニーリーグ・鹿沼レッドソックスに所属。作新学院進学後は2年からベンチ入りを果たし2年夏の栃木大会でも登板を果たしたが、昨夏の甲子園ではメンバー外。この春も栃木県大会の登板なしに終わっている。
だが、その間の地道な努力が実を結び、春以降の練習試合では常時140キロ中盤のストレートで県外の強豪校相手にも好投。小針崇宏監督の信頼を勝ち取りエースとして迎えた最後の夏には全国を驚かす活躍を見せる。栃木大会では最速149キロ、常時140キロ後半の速球とキレ味鋭い変化球を武器に21回3分の2を投げて35奪三振。作新学院の6年連続甲子園出場に貢献する。
さらに甲子園初登板となった2回戦・尽誠学園戦では2回裏に自己最速を2キロ更新する151キロを連発。131球5安打13奪三振完封で一気にスターダムにのし上がると、今回、侍ジャパンU-18代表のチームメイトとなる高橋昂也を擁する3回戦の花咲徳栄戦でも、132球6安打10奪三振2失点完投勝利。9回に150キロ台を連発するスタミナも目を引いた。
準々決勝でも木更津総合・早川隆久に対し9奪三振1失点で投げ勝った今井は、最終的に甲子園では5試合登板中4試合を完投。41イニングを投げて、44奪三振、自責点5。防御率1.09で全試合で150キロ超えを記録。絶大なるインパクトを残して高校野球界を代表する投手になり、侍ジャパンU-18代表にも選出となった。
甲子園でのライバルから仲間に変わった選手たちと切磋琢磨しながら歩む「日本代表のエース」への道。侍ジャパンU-18代表の看板を背負って、今井達也は台湾のマウンドに立つ。
第11回 BFA U18アジア選手権
大会期間
2016年8月30日(火)~9月4日(日)
オープニングラウンド
8月30日(火)13:00 日本 19 - 0 香港
8月31日(水)19:30 チャイニーズ・タイペイ 0 - 3 日本
9月1日(木)13:00 日本 35 - 0 インドネシア
セミファイナルラウンド
9月2日(金)19:00 日本 8 - 0 中国
9月3日(土)19:00 韓国 1 - 3 日本
決勝
9月4日(日)19:00 日本 1 - 0 チャイニーズ・タイペイ
※試合開始時刻は日本時間です(台湾:時差+1時間)
開催地
台湾・台中
参加国
日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国、中国、香港、タイ、フィリピン、インドネシア関連情報
侍ジャパンU-18代表の監督、コーチが決定壮行試合
8月27日(土)「侍ジャパン壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表」
QVCマリンフィールド
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壮行試合は大学代表が5対0で高校代表に勝利!収穫と課題を手にアジアの頂点へ!
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