1年夏から甲子園のマウンドを踏むなど、3度の甲聖地経験で常に闘争心を露わにし、最終学年ではキャプテンとして東邦の明るいチームカラーを作った。投手としては最速146キロのストレートにキレ味鋭いカットボールが武器。打者としても高校通算49本塁打、逆方向にも長打が打てる柔軟性を兼ね備える。
東三河ボーイズ時代から140キロ近いストレートを投げ込む投手として評判だった藤嶋は東邦1年夏から主力投手として活躍。5回戦では同年のセンバツベスト4の豊川相手に3失点完投勝利で一気に表舞台に躍り出ると、決勝戦の栄徳戦でも2失点完投勝利。さらに日南学園戦では8回3失点で甲子園初勝利をつかむと、敗れた2回戦の日本文理戦では5回まで無失点と、強烈なインパクトを全国の高校野球ファンに残す。
2年春・夏は甲子園出場を逃したが、新チームでエース・主将・4番の三役を担うことになった藤嶋はさらに進化。投手としてはカットボールを習得。さらに内角攻めにこだわり投球の幅を広げた。結果、秋は東海大会優勝。昨秋11月に行われた明治神宮大会でも秀岳館を2失点に抑え、打っては二打席連続本塁打。2回戦の青森山田戦は登板なく敗れたものの「二刀流・藤嶋」の評判はさらに上がった。
迎えた3年生。センバツでは1回戦・関東一戦で、9回二死まで自責点0の快投で勝利。2回戦の明石商戦では試合巧者に屈するも自己最速の146キロ。さらに自身3度目の甲子園となったこの夏は、北陸戦では4回裏に飛び出した本塁打を含む6打数4安打6打点の大活躍。八戸学院光星戦、聖光学院戦でも連日の猛打を見せ、計3試合で14打数8安打、8打点と投打にポテンシャルを見せつけている。
ベンチでも常に大きな声を張り上げ、盛り上げる藤嶋のような選手は、侍ジャパンU-18代表をアジア1に引き上げる上で頼もしい存在。歴史的大逆転劇を演じた夏の甲子園2回戦・八戸学院光星戦で魅せた勝負強さを、今度は日本代表のために発揮する。
第11回 BFA U18アジア選手権
大会期間
2016年8月30日(火)~9月4日(日)
オープニングラウンド
8月30日(火)13:00 日本 19 - 0 香港
8月31日(水)19:30 チャイニーズ・タイペイ 0 - 3 日本
9月1日(木)13:00 日本 35 - 0 インドネシア
セミファイナルラウンド
9月2日(金)19:00 日本 8 - 0 中国
9月3日(土)19:00 韓国 1 - 3 日本
決勝
9月4日(日)19:00 日本 1 - 0 チャイニーズ・タイペイ
※試合開始時刻は日本時間です(台湾:時差+1時間)
開催地
台湾・台中
参加国
日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国、中国、香港、タイ、フィリピン、インドネシア関連情報
侍ジャパンU-18代表の監督、コーチが決定壮行試合
8月27日(土)「侍ジャパン壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表」
QVCマリンフィールド
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壮行試合は大学代表が5対0で高校代表に勝利!収穫と課題を手にアジアの頂点へ!
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